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プレジデントの「徳川家康 長生きの秘密」のご紹介です。
大河ドラマ「どうする家康」が始まり、様々な本で徳川家康が取り上げられています。 雑誌プレジデントでも特集が組まれていたので読んでみました。 プレジデント[本/雑誌] 2023年2月17日号 徳川家康 長生きの秘密 (雑誌) / プレジデント社 【「人生の壁」の超え方】 武田信玄に大敗を喫した三方ケ原の戦いや豊臣秀吉から関東移動を命じられたり、家康の人生には合戦だけでなく政治的にも多くの困難がありました。 本項では家康の人生における10の大きな決断について、解説と教訓が書かれています。 各エピソードについて解説がついているので、歴史に詳しくなくても分かりやすくなっています。 読んだ印象としては、家康は辛抱強さと冷静さ、学ぶ姿勢を持っていたように思います。 家康は今川の人質となり、信長と同盟を結び、本能寺の変の後は豊臣秀吉の臣下となったように、常に「目の上のたんこぶ」がいました。 彼らと全面的に争うことをせず、さりとてただ耐えるだけでなくじっと力を貯えていました。 特に秀吉に関しては関東に飛ばされたりしてもめげたりせず、10年以上彼の臣下を務めてチャンスを待ちました。 合戦だけでなくこうした長期的な戦い勝利できたのも、彼我の力を冷静に分析した結果でしょう。 そして家康は散々苦戦させられた武田信玄等からも優れた所を積極的に手本としました。 こうしたこだわりなく学び続ける姿勢が、人生を重ねる程に力を高めることにつながったように思います。 【間違いだらけの家康像】 徳川家康と言うと「我慢の人」「タヌキ親父」というイメージがあると思います。 家康は幼い頃今川で苦しい人質時代を過ごし、信長の命令で妻と子を切腹させ、晩年は老獪なタヌキ親父…… そんな風に描かれることが多いかと思いますが、本項はこうしたイメージがそうでもないと述べています。 江戸時代において徳川家康は「神君」であり、神にやましいことは無いことにしたいのです。 それゆえに後世に歴史の描き方が変わっていたことが大きいとのことです。 歴史は勝者の歴史と言いますが、まさにそんな感じでしたね。 【健康オタク家康による、日本人に合った科学的に正しい健康習慣】 徳川家康は健康オタクであることも有名です。 ライバルよりも長生きすることも戦いのうちであったため、健康維持も重要なポイントでした。 本項では食事、運動、薬の観点から家康の健康法を検証しています。 やはり今も昔も栄養バランスと運動が大事なのだなと思わされました。 【戦国武将に学ぶ人生失敗の本質】 織田信長や武田信玄等、家康に限らず天下を手にできそうな武将は多くいました。 ではなぜ彼らは天下を取れなかったのでしょうか? 本項ではそんな武将たちの人生から得た教訓について書かれています。 この項目は面白かったです。 読めば皆ちょっとしたことで天下を逃していると感じました。 ここまでくるともはや天下を取るのは「天命」とも言えるのではないかと思いました。 大河ドラマが始まって注目の集まる徳川家康。 彼の人生を学ぶことで、我々も得るものが大きいのではないかと思います。 よかったらクリックお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.02.26 20:00:07
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