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カテゴリ:アート
栃木市立文学館の企画展、東海道を旅したとちぎの人々を観て来ました。
栃木市立文学館のホームページはこちら。 【旅行ブーム到来!】 江戸時代に入り戦乱の世が終わると治安が改善し、人々は旅行しやすくなりました。 そしてお伊勢参りの効果もあって、空前の旅行ブームが起こりました。 本展は栃木から旅行した人々について、資料をもとに展示されています。 【今も昔も変わらない人々の営み】 旅行ブームとは言っても、資金の捻出に皆苦労していました。 そこで村でお金を積み立てて、そのお金で順番に旅行に出ていたようです。 旅行に出る時はパスポート的なものを持ち歩いていたそうです。 どこの村に住んでいるのかとか、旅の目的などが書かれていました。 旅先で命を落とした時の処遇について書かれているのが生々しいですね。 旅行に行った人は日記をつけることが多かったようです。 これは旅の思い出でもあるのですが、後日旅行に出る家族や子孫のための備忘録としての役割もありました。 旅行がブームになると、ぼったくりなど悪徳旅館も出てきました。 そこで旅館も講と呼ばれる組合を作り、現在で言う旅行ガイドを発行するようになりました。 こうした人々の営みや行動パターンが今とあまり変わらないのが面白かったです。 今も人々が楽しんでいる旅行。 資料から透けて見える人々の生活を感じられた企画展でした。 東海道五十三次も展示されているので、そちらも楽しめます。 よかったらクリックお願いします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年11月10日 20時00分12秒
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