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カテゴリ:韓国関連
★プロローグ★
2025年、世界経済は2008年からの低迷期を脱し、やっと景気上昇の気配を見せていた。 世界は2008年のアメリカ・サブプライムローン問題に端を発する経済危機を乗り切るため、この17年間に通貨は大きく3つに別れ、アメリカ圏のドル、ヨーロッパ圏のユーロ、そしてアジア圏のエン、というふうにまとまっていた。 3つにまとまったのは2023年、一番最後までまとまるのに時間がかかったのはアジアのエンである。 2023年にアジアの日本に次ぐ経済大国、中国がエンに参加を表明し、日本、中国、ベトナム、マレーシア、インドネシア、フィリピン、シンガポール、タイ、カンボジア、バングラデシュ、インドが参加する一大経済圏を築きあげた。 2020年までオイルマネーに沸いた中東の国々は、石油に代わる新しい燃料の開発実用化により、世界を席巻するほどの影響力が無くなり、ヨーロッパのユーロ圏に属し、ロシアと共にヨーロッパ経済圏に入っていた。 アフリカや南米の国々は、独自の通貨をまだ使っていた。 しかしあと5年後にはドルかユーロの経済圏に入るだろうと予想されていたが、北朝鮮を合併した韓国だけは2018年に北朝鮮を合併した後遺症からウォン経済が破綻し、IMF管理下に置かれていたためウォンに変わる通貨で太平洋戦争終了後使っていた通貨「ファン」を復活させて経済の再建途中である。 韓国情勢 世界が経済復興を着実に遂げる中、韓国だけは北朝鮮合併による経済の低迷に苦悩していた。 北朝鮮がキムジョンイルの死去により内紛が起こり、一時期政権を担った軍部の施政が最悪の結果になりどん底状態の北朝鮮を図らずも合併しなければならない状態になった。 北朝鮮が崩壊した時、国連の斡旋で中国とロシアが北朝鮮を保護国にする寸前で、韓国側が「同じ民族を見放せない」と強力なロビー活動を行い、最終的にアメリカ・日本・インド・ヨーロッパ諸国の支持を取り付け北朝鮮を合併した。 しかし産業がほとんど育っていない、農業部門でも最悪の状態の北朝鮮を合併した事により一気に韓国経済は崩壊してしまった。 現在ではIMFや世界銀行、日本や中国に経済支援を受け「ファン」は順調に世界的信頼を取り戻しつつあるが、経済は崩壊した直後は1エン(デノミ実施のため1エンは昔の100円)に対する交換レートが25万ウォンというひどい状態になっていた。 街には北朝鮮からの労働者が失業者としてあふれ、治安も悪化し観光客が減るという悪循環で、韓国政府は今までに例の無い挙国一致内閣を構成し未曾有の経済危機に対処していた。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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