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2008年12月14日
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カテゴリ:韓国関連
 2025年7月6日 AM11時 世田谷・君島の事務所


 昨日韓国からメールが届き、今回の開発の基本計画と事業団メンバー表、君島たちの役割を書いた内容であった。

 当初は都羅山駅周辺の開発と、板門店までの観光施設の配置計画である。
現在の計画では、前回君島たちが見に行った都羅山駅周辺からとなりそうだが・・・


 君島、小村、鎌ヶ谷と相談が始まった。

「どう思います?」
「あれじゃダメですね、やはりソウルからのアクセスをよくすることが第一です、ソウルからの直通列車を増やす、高速道路を整備する、できればリニアにもアクセス点を作れればいいですね、そのためには集客力を高めるインパクトのある施設を作る必要がありますね」
小村が言った。

「私も今年のはじめに行きましたが、殺風景で面白くなかったですね」
「やっぱり鎌ヶ谷さん、場所が場所ですから、遊園地と言うわけにも行きませんが、何か観光客をひきつける目玉が必要と思います」

「今ある展示館は事務棟にして新たにテーマ館が必要ですね」
「朝鮮半島の歴史の流れをテーマにしたものはどうでしょうか?」
「小村さん、それいいかもしれませんよ」
「朝鮮半島って歴史もそれなりにありますし、民族的には決していい歴史を歩んできたわけではないので・・・決定的なのはやはり当時の大国に翻弄された民族分断でしょう、その辺をうまくテーマにして平和と融合と共生を訴えるのがいいのでは?」

「さすが小村さんだ、韓国の歴史なら私の専門分野ですから・・・いいかもしれません、いや・・これはいい、どうです?鎌ヶ谷さん」
「私も良いと思います、そして38度線に取り残された絶滅危惧種の動植物のテーマ館もあったほうがいいのではないですか?」
「そうですね、自然公園の中の目玉としては必ず必要なものですね」

「とりあえずは、都羅山駅周辺の整備計画からですか・・・分断時代の南進第3トンネルはもう単独では観光施設としては使い物になりませんから、自然公園の入口の場所としての建物を第3トンネルの近くに作り、第3トンネルもその一部として活用する方向で考えましょう」

「歴史館はどのあたりの時代からスタートしましょうか?」
「君島さんはどう思います?」
「そうですね、朝鮮半島の歴史を初めからという事なら、神話の時代の壇君朝鮮からでしょうね、朝鮮族も一番領土を広げた時には遼東半島の先から、ロシアのイルクーツク湖の辺りまでありましたから、総合的は渤海や高句麗などの一番版図を広げた時も面白いと思います」

「日本でも中国でも、韓国ドラマの時代劇物も結構ヒットしましたし、まずはアジアの観光客を呼ぶ方向で考えた方がいいかもしれません」
「そうですね、そしてなぜ朝鮮半島が19世紀になって世界から取り残され日本に併合されるようになってしまったかも検証しなければと思います」

「あまり難しくしすぎるのもどうかと・・・君島さん、そのあたりの認識は韓国人と日本人では今でも相当な隔たりがあると思います、私たちでもう少し考えを統一して臨む必要がありますよ」
「そうですね、小村さんの冷静なアドバイス感謝します」
「君島さんは、熱くなると突っ走ってしまう所ありますから・・・それが君島さんの魅力でもあるのですがね」

「すみません、しかし小村さんの提案された歴史施設はいいと思います、昔の韓国の歴史施設は反日一色でしたから、それを正す意味でも良いかもと思いますね」
「広島や長崎の原爆資料館のように、誰が見ても客観的な施設でないと長続きしませんからね」
「公平な、かつ本来の歴史に忠実な展示が必要ですね」

「このあたりのことは、実際韓国人のスタッフとディスカッションしてみないと、彼らの歴史認識がどこまで変化したのか分かりませんから」
「いきなりひと悶着あるかもしれませんね」


 この後も自然公園の展示館についての話が続いた。

「小村さん、鎌ヶ谷さん、僕らは本当に韓国が好きなんですね、こんなに熱く話せるとは・・」
「君島さんに引きずられている所が多いんですよ、まあ少しずつ前進していきましょう」


「今朝、三沢さんからメールが来ていました」
「学校との交渉うまく行ったのでしょうか?」
「小村さん、ご安心ください、大学としても協力すると・・・正式発表後に三沢さん准教授から教授になるらしいです、今年3月まで講師でしたから2階級特進ですね」
「良かったですね~やっぱり韓国側も今回のメンバーになるに当って、立場とかを配慮したのでしょうか?」
「そうかもしれません、でもよかったですよね、これで三沢さんにも積極的に参加してもらえます」

「三沢さんにも我々と同じように待遇されるそうですので、ますます一緒にいる時間が多くなりそうですよ」
「三沢さんが参加されるのは心強いですね」


 いよいよ18日に渡韓する日がせまってきた。
君島たちの心にも、いよいよだという感情がわいてきていた。



つづく







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Last updated  2009年02月27日 23時39分31秒
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