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2009年01月02日
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カテゴリ:韓国関連
「どこ行ってたのよ君島さん」
「三沢さん、飲んでる?」
「美味しくいただいているわよ、鎌ヶ谷さんも歌を歌ってご満悦よ」
「それはよかった」

「君島さん、何の話でした?」小村が聞いてきた。

「最初はバイオジールの事で、その後は歴史館の事です」
「歴史館の事?」
「はい、言いました、安重根の事も・・・」
「安重根?」
「今回入れないほうがいいと・・」

「言ったんですか?なんて言ってました?」
「それはまずいんじゃないかと・・」
「やっぱりね、柳寛順は入れると言ったんでしょう?」
「はい、でもこの問題は事前にアンケートなどを取る必要があると思いました」

「君島さん、アンケートなんか取ったら・・」
「そうですね、なぜ入れないのかと相当非難されるでしょうね」

「でもね小村さん、韓国の人が一度は真剣に考えなければならない事です、暗殺者・テロリストを民族の英雄として扱い続けていいのかを・・」
「私もそう思いますが、君島さんが恨まれるようなことをしなくても」
「誰かがやらなくてはいけない事です、歴史館の建設がいい機会じゃないですか」


 君島は安重根の事だけではなく、キムヨンサム大統領の時代から強調されはじめた「歴史の建て直し」という事が、韓国の人々にとって自己に都合のいい歴史の捏造であったと理解してもらわないといけないと思っていた。
 キムヨンサム時代には、さらに政敵を罰するための”遡及法”など愚策が続いた。

 問題になっていた竹島に警察隊を常駐させるようになったのもキムヨンサム大統領の時代である。


 全体的にみると、太平洋戦争後の親日派を粛清できなかった理由など、あまりにその人数が多く親日派をすべて罰すると国家として成り立たなくなったという事など、現実を直視する必要がある。

 後の時代にその当時の事情を考慮せずに考えると、人物評価に間違いが起こる。
韓国が共産化されなかったのは親日派が温存されたおかげといっても過言ではない。

 まして100年前にさかのぼって罪を問われ、その当時の財産を没収するとかの法律は近代国家としては狂気の沙汰である、君島はその当時に作られた誤まった歴史認識を韓国の人自身に見つめ直してもらいたいという気持があった。
 感情で法律を運用する事の危うさを気付いてもらわなければ、と考えていた。


「小村さん、歴史館の展示物の内容は小村さんのチームで考えてもらうわけですから、まず幹部候補生たちの意見を聞いてみてください、そしてスタッフの意見も・・」
「そうですね、わかりました」
「出来れば客観的な見方が出来るように、諸外国の歴史施設はどのような展示をしているのか、資料をそろえる必要がありますね」

「そちらの方はもう指示を出しています、日本の原爆資料館のような誰から見ても客観的な施設にする必要があると・・」
「彼らが理解してくれればいいのですが・・」
「ジョンチョルさんの力を借りて、しっかり考えてもらいますよ」



 2025年8月12日 AM10時 青瓦台・大統領執務室


 君島、小村、佐伯の三人で昨日の入札結果の報告に来ていた。

「ご苦労様です、順調そうですな」
「はい、大統領、結果は報告書の通りです」
「読ませていただきましたよ、20日から本工事にかかれるようですな」
「そのとおりです」

「歴史館の内容は決まってきましたか?」
「小村さん」
「はい、来月の始めにはまとめを提出できるかと・・」
「期待していますよ、あっそうそうこれを・・」
「なんでしょうか?」

「我が国の歴史学者たちの歴史館の展示物希望のリストだよ」
「・・・・拝見いたします・・・」

小村の顔が見る見る険しくなってきた、どうやら私たちの考えと違う物が書かれているようだ。

「大統領、ちょっと二・三申し上げていいでしょうか?」
「なんだね」
「この部分なのですが・・」

小村は安重根の項目と、それに続く抗日運動の部分を大統領に説明した。

「それは日本人の目から見た歴史だろう、韓国人の大部分はこういう考え方をしないと納得しないよ」
「お言葉を返すようですが・・・」
小村が粘り強く説明をした、大統領の話を聞く姿勢が徐々に前向きになってきた。

「なるほど、君達の説も一理ある、しかし韓国人の感情も忘れないでくれよ、それでなくても私はドクトの件で売国奴とか言われているのだから・・・」
「充分留意します、しかし時間が大統領の功績を評価してくれるはずです」
「うむ、この件はまた来週報告してくれ」
「承知いたしました」

「それと君島補佐官・・」
「君にはもうひとつお願いがある」
「バイオジール・・・ですか?」
「うむ、そうなんだ、なんとかなりそうかね?」
「わかりません、私自身があまりその分野は知りませんので・・・ただ、一筋縄ではいかないことは確かです」
「そうだろうなぁ~」

「たとえ私が東林と友人であっても、東林の一存でバイオジールをどうこう出来ない状況だと思うのです」
「国が管理していると知っているが、管理委員会の委員長に東林さんが就任していると聞いているのだが・・」

「ですので今度帰国した時に、どういう情勢か東林に聞いてご報告します」
「頼みますぞ」
「今はがんばってみますとしか言えません」
「簡単に安請け合いしないところが君島さんを信用できる理由だよ」
「恐れ入ります・・・」


 君島一行は大きな問題を2つ投げかけられ、大統領の元を退去した。

「君島さん、頭痛いですね」
「本当ですよ、あまり時間もないし・・・しかし正攻法で行くしかありませんね」
「韓国人の歴史認識か・・・」




つづく










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Last updated  2009年03月26日 06時40分21秒
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