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2009年01月04日
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カテゴリ:韓国関連
2025年8月15日 AM10時 麻浦・レジデンスオブ・スカイタウン 1801号室



明子がテレビを見ながら君島に言った。
「今日のテレビは日本の番組も韓国の番組も太平洋戦争一色ね」
「そうだね、終戦80年だから特別番組が多いんだね」
「あら?そうなの?80年?」

「うん、そうだね、もうじかに戦争を体験した世代はあまりいなくなっているから、余計に戦争を風化させてはならないという番組作りになっているんじゃないかなぁ~」
「韓国のほうの番組もだいぶん柔らかになってきたわね、私が住んでいたころはすごかったのよ」

明子は独身時代、1996年から2002年まで留学で韓国に住んでいた事がある。
2002年に開催された日韓ワールドカップの開催前に帰国していた。
韓国語に関しては明子が君島の先生であった。


「今日はテレビこんなのばかりだから、インターネットで昔の韓国ドラマをダウンロードしてテレビで見ようか?」
「明子、それもいいけど、11時からの大統領の演説は見させてくれよな」
「なんか言うの?」
「なんか俺たちのことも言うみたいだよ」
「ふーん」

明子はパソコンの前に座り、いろいろなドラマ提供サイトを探し始めた。

「あなた、これなんかどう?」
「どれ?」
「テグッキ、日本だとブラザーフットかな?」
「それだったらテレビでやらない?ちょっと待って」

君島がテレビを操作して番組表をチェックし始めた。

「あったあった、やっぱりテレビでやるよ・・・あとね・・・野人一代記総集編だって」
「やっぱり戦争関連はやるのね」
「そうみたい」

「歌番組は?」
「さすがに今日はないだろう~」

「ちょっと鎌ヶ谷さんの家に遊びに言ってくるわ」
「なんで?」
「鎌ヶ谷さんの家は韓国の音楽なんでも聞けるもん、久しぶりに昔の音楽聞かせてもらおうかなって」
「うん、行っといで」


君島はやれやれと言う思いでテレビの前に腰を下ろした。



2025年8月15日 AM11時 麻浦・レジデンスオブ・スカイタウン 1902号室


「由利さん、こんにちは」
「明子さんいらっしゃい」
「ちょっとお邪魔するわね」
「どうぞ」

「鎌ヶ谷さん、こんにちは」
「あ、明子さん、どうしましたか?」
「鎌ヶ谷さんの音楽DVDを聞かせてもらおうと」
「いいですよ、でもちょっと待ってくださいね、もうすぐ大統領の演説がありますから、それが終わったら・・」
「なに~ここも演説?」
「ハハハ、すみません、仕事に大きな影響があるので見ておかないと・・」
「はいはい、わかりました、じゃあDVD選んでおくわ」
「そうしてください」




2025年8月15日 PM1時 麻浦・レジデンスオブ・スカイタウン 1801号室


大統領の演説が終わってから、ひとり、またひとりとメンバーが君島の部屋に集まってきた。
みんな大統領の演説に感動して集まってきたのだ。

大統領の演説の半分くらい過ぎたところで、旧休戦ライン開発事業団のくだりになった。
大統領は「今こそ日韓友好の本当のきっかけにしたい、今回韓国に来て働いてくれている日本人は決して専門家揃いではないが、韓国を愛してくれる気持は韓国人よりあるかもしれないと思う」と言ってくれたのだ。

そして
「この事業を成功させる事ができるなら、韓国も本当の意味での世界に認められる国家になる、日本のいいところを取り入れて認めて、許し合える事こそ韓国人が世界に、平和と融合と共生を訴える事ができるのだ」
という力強い宣言であった。


こういうところは日本の政治家は学ばねばならない、歴代の総理大臣は世界に対して自分の言葉でしっかりしたメッセージを発信したことがない。

パクナムジン大統領は、共産主義が破綻して自由経済国家になりながら、いつまでたっても世界に信頼されない中国のようになってはいけないと、自国民と世界にメッセージを発信したのだ。


今、日本が抱えている大きな問題に北方領土問題がある。
日本では政権が変わるたび、この問題をテーマにと言ってきていたが、具体的な行動をとる政治家は誰もいなかった。

地球温暖化の影響で、沖ノ鳥島が海面に沈んでしまい、排他的経済水域が大きく減少したにもかかわらず、自国の領土問題には無関心な政治家が多すぎる。

尖閣諸島も結局、中国と台湾のいざこざにまぎれて日本の帰属が認められたみたいな物であったし、竹島はパク・ナムジン大統領が政権を取るまで2023年まで実効支配されたままであった。

ようは弱腰外交で問題先送りの姿勢の総理大臣の態度が日本の立場を悪くしていた。

日本にもパク・ナムジン大統領のような指導力を持った総理大臣が出てきてもらいたいものである。


君島たちは、パクナムジン大統領の演説を称えつつ、自分たちに与えられたやりがいのある仕事に、全力を注いで頑張らねばと決意をあらたにしていた。



つづく









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Last updated  2009年01月04日 20時03分44秒
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