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2009年01月08日
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カテゴリ:韓国関連
2025年8月19日 PM10時30分 新村・ロータリー近くの屋台


君島と小村は西大門からの帰り道、新村の屋台に寄って焼酎を飲んでいた。
西大門では、仕事の延長線上の話でゆっくりご飯も食べられなかったので君島も小村も、食事もお酒も中途半端だったのだ。

「やっと落ち着きましたね」
「アジュマ!ソジュトゥービョンツセヨ!」(焼酎2本ください)

「いろいろとありますね、君島さん」
「そうですね、これからもっといろいろあるんじゃないですか?」
「そうでしょうね」

「今日のカジノの話、いいと思いませんか?」
「私はカジノのことはよく知っていますが、日本人観光客や中国からのお金持ちを呼び込むにはいい案だと思いますよ」
「カジノリゾートですか・・」
「さっきも言いましたが、彼らの言い分だけ聞いていたらダメです、商業施設や他の目玉も考える必要があります」
「免税店ですか?」

「免税店もそうですが、それだけじゃなくて・・・」
「たとえば?」
「映画祭を誘致したり、テーマパークを誘致したり・・」

「日本国内の何かと連携するとか・・ですかね」
「今、韓国では旧北朝鮮出身の労働者が余っていて失業率が10%を越えているんですから、この事業が終わってからも継続雇用が出来る物を作ればいいと思いませんか?」
「商業施設だけじゃなくって、ほかにも?」

「発想の転換をして・・・たとえば実現するのは本当に難しいですが、バイオジールの生産工場を誘致するとか・・」
「だとすると、今君島さんが頼まれていることにもつながってきますよね」
「そうなんです、日本が技術を韓国に渡すということは考えられませんが、工場を誘致するという事なら実現できそうな気がします、バイオジールを作るためにはきれいな海水と、それを精製しイオン交換ができる大掛かりな工場が必要になります、旧北朝鮮地域の高城の北なら打って付けだと思いませんか?」

「そうですね、それはいいかもしれない」
「小村さん、バイオジールを開発したのが私の友人だということは関係なしに、韓国へ工場を誘致できないか一度調べていただけませんか?」
「わかりました、調べてみましょう」

「ところで君島さん、カジノの通算成績はどうなのですか?」
「ハハハ、負けていますよ、でも金額的にはたいした事ありません」
「大会の優勝した時の賞金がでかいんでしょう?」
「そうですね、あれがなかったら大きくマイナスです」

「でもコンプで飛行機やホテル、食事なんか全て無料でしたから、そういうことをお金に換算したら負けていないですね」
「飛行機もビジネスだったんでしょう?」
「はい、その他いろいろいい事もありましたし・・」


「あの頃はどこのカジノに行っていたのですか?」
「小村さんと一緒に行ったカジノが多いですよ、仁川でしょ、ソウル市内の3つのカジノ、慶州、釜山の2軒、済州島の6件のカジノ・・・韓国内のカジノはほとんど行きましたね」
「私もほとんどお付き合いしていますね」

「そうでしょう、小村さんとはどこに行くのも一緒だった時期がありますからね」
「今も一緒じゃないですか」
「もっともです、ハハハ!」

「観光客を呼ぶには、あってもいいコンテンツだと思いますね」


「ところで小村さん、娘さん・・友美ちゃんはいつから我々に合流する事になったのですか?」
「9月からです、三沢さんのところに行く事になっています」
「それは楽しみですね」
「娘と一緒に仕事をするのは照れくさいですけどね」

「いやうらやましいですよ、友美ちゃんは明るくて物怖じしないいい性格していますから、広報には向いているでしょう、韓国に何年目でしたっけ?」
「娘が韓国に来てもう12年ですか・・最初は梨花に留学だったんですが韓国で雑誌の仕事見つけて、それからずっとですから・・」

「友美ちゃんの旦那さんは?」
「韓国人ですよ、京畿道出身の」
「何やっているんですか?仕事は?」
「RGの下請けの工場で働いていますよ、技術者ですね」
「そうなんですか、友美ちゃん今小村さんと一緒に暮らしていますよね、旦那さんは?」

「ちょうど海外出張でアメリカに行っているんですよ、来月の半ばに帰って来ます」
「じゃあ優秀なんですね」
「一応技術者の中では一番の責任者らしいです、今の私たちが住んでいるマンション広いじゃないですか、家賃が助かるから旦那が帰って来たら一緒に住むわと言っています」
「いいんじゃないですか、小村さんの奥さんもさびしくなくっていいでしょう」
「そうですね」



君島たちは麻浦に帰るのにタクシーを捕まえようと新村ロータリーの現在百貨店の前まで来たが、麻浦まであまりに近いため続けざまに乗車拒否にあった。

タクシーの乗車拒否は昔からのことで、夜11時を過ぎると運転手がお客を選ぶ、こういうところは少しも変わっていない。
相乗りがなくなっただけでも進歩したといえるかもしれない。

君島たちは仕方なくバスに乗って孔徳まで行って、そこから歩いてマンションまで帰った。



つづく








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Last updated  2009年01月08日 23時34分29秒
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