カテゴリ:誘水日記
「心の力を抜いて、
イルカみたいに、楽しく生きていきませんか」 知り合いで、今、気持ちいいくらい波に乗っている男がいる。 つい数か月前に転職した。 転職先は、外資系の超一流企業。 彼は、数年前まで、派遣会社に勤務していて、 その企業に派遣されていた。 超一流だけあって、彼は、そこで超一流の流儀に触れ、有名な人たちとも面識ができ、 彼としては、あこがれの職場でもあった。 しかし、 派遣会社の事情があって、彼は職場移動になり、次の職場が合わないこともあって、 退職することになった。 これで、その企業とも縁が切れたはずだった。 ところが、それから紆余曲折があった末、 奇跡的な展開が起こり、 今度は、その企業に社員として採用されることになったのだ。 あの企業に、中途で採用されるようとすれば、 よほどの実績をもってないと無理だ。 失礼ながら、 彼は、高卒だし、英語もできない。年齢も50歳。すごいビジネススキルをもっているわけでもない。 人脈があるわけでもなければ、有力なバックがあるわけでもない。財産もない。 超一流外資系企業には、もっとも縁遠いタイプなのだ。 なのに、彼は大金星をゲットできた。 その武器は、彼の人柄だった。 そこを見て採用ができるこの企業も只者ではない。だからこそ、世界に知られる企業になれたのだろう。 彼を見ていて痛感する。 当たり前のことだけれど、 日々、いかに誠実に生きるかが大事だということ。 バカがつくほど、 真面目で正直で素直で。 これでいい。 正直者はバカを見るというけれども、 それは、中途半端な正直者だからで、 徹底的にバカになれば、バカを見ても腹も立たないし、怖くないし、 陰が極まれば陽になるように、 バカを見るどころか、まわりから応援してもらえたりするものだ。 でも、ただ誠実なだけでは、物事が進んでいかない。 そこに、自分の意志を入れ込むことだ。 自分は、何をしたいと思っているのかを明確にする。 大げさなことでなくていい。目先のことでいいので、今、こういうことがしたいんだということを、 自分で意識する。 さらに、 それを、言葉にして発信する。 バカ正直な人を見ると、応援したくなる人がいるものだ。 しかし、何を応援していいかわからないから、行動に出られない。 バカ正直な人が、 「ぼくはこういうことをしたい」 と、言葉に出して伝えれば(手紙でもブログでも何でもいい)、 「それなら」と、ひと肌脱いでくれる人がいるものだ。 そして、行動。 小さなチャンスがあれば、 とにかく動いてみる。 うまくいくかいかないかはどうでもいい。 そんなことは考えない。 ただ、動く。 ぼくの知り合いが、考えられないような波に乗れたのは、 その三つがあったからだと思う。 計算したり策を弄したりするのではなく、 ひたすら誠実に、 バカ正直に、 バカ真面目に、 バカ素直に生きる。 それが最高! 彼は、自らの体験を通して、貴重なことを教えてくれた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年10月10日 09時18分54秒
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