カテゴリ:誘水日記
昨日は帯津良一先生にゆっくりとお話をうかがえた。
独特の世界観をもっておられて、 それにはっとさせられたり、なるほどと思わされたり。 先生とご縁ができたのは1988年。 中国をぶらぶらしているときに上海で気功を体験して、 これはすごいと思って取材を始めた。 同時に、上海のとある病院で、蛇の毒から作った「787」という抗がん漢方薬を見つけた。 さらに、その流れで上海で開催されていた「国際気功シンポジウム」なるイベントに参加することになった。 この大会で、帯津先生の講演を聞いて感動し、真氣光の中川雅仁先生とも出会った。 あれから間もなく30年になる。 1988年の上海でお会いした帯津、中川両先生にはどれほど影響を受けたかわからない。 ぼくの人生の中には、お二人の先生方のエキスがたっぷりと詰まっている。 さて昨日の話。 先生にスピリチュアルなことを語ってもらいたいという思惑があって、 「死後の世界」について聞いてみた。 死後の世界があるかどうかはわからない。 これが前提。 だったら、 あると思えばあるし、ないと思えばないでいいのではないかというのが先生の考え方。 「じゃあ、先生はどうですか?」 と聞くと、 「私の場合は、ないと困る」 という奇妙な答えが返ってきた。 「ないと困るんですか」 「そう。まずは亡くなった家内には苦労をかけたし、親にも孝行できなかったから、そのことを謝らないといけない。それに、太極拳の楊名時先生や大学時代の親友が、もうあっちの世界に行っているから、彼らとまた一杯飲みたいし。 ホリスティック医学もまだ途上だから、あっちへ行ってからもやることはいっぱいあるし。 ないと困るんだよな」 「それに、あると思っていてないのはいいけど、ないと思っていてあったら混乱してしまうんじゃないかな。だから、私は、死後の世界はあると思うことにしている」 だいたい、この世で生き尽くしたという人は、そんなにいるものではない。 この世でやり残したことはあの世でやればいい。 いいじゃないかこの感覚。 あるとかないとか議論しても答えは出ないから。 「大阿闍梨に聞いたんだけど、あの世では好きな人しか会わないみたいだから、 人間関係のストレスもないし」 知らないところだから不安もあるけれども、 「すごくいいところみたいだよ」 と、海外旅行に行くみたいに楽しみにする。 そんな死後の世界との付き合い方もありだな。 死後の世界を楽しみにできるようになれば、 老いること病気になることへの恐怖からもかなり解放されるはずだ。 小笠原ドルフィンツアー参加者募集中! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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はじめまして。佐藤とみ子の娘です。数ヶ月前、「脱皮バースデートゥーユー♪」というなぞの歌を歌って目をつぶり、そのまま満月の夜にあの世にいった摩訶不思議な母でしたが、なんとなく理解できました。母にとって、この世の終わりは、あの世に生まれる誕生だったんだと思います。
「この世でやり残したことはあの世でやればいい。」と思ったんだと思います。ありがとうございました。 (2017年05月07日 22時41分22秒)
たま7045さん
久しぶりにコメントをチェックしました(ぼくのブログはほとんどコメントが書き込まれなくて)。ありがとうございます。とみ子さんがこんなに早くあっちの世界へ行かれるとか思ってもみませんでした。短い期間でしたが、とみ子さんとは不思議な世界で遊ばせてもらいました。彼女の感性は、ぼくにとても大きな刺激となりました。忘れられない人です。きっと、深いご縁があったのだと思います。ラストメッセージが「脱皮バースデートゥーユー」ですか、とみ子さんらしいなあ。 あちらで再会できると思います。あっちでもあの調子なんでしょうかね。ぼくの方が早く会えると思うので、「娘さんからメッセージをいただきました。うれしかったです」と伝えますね。一度、おうかがいしたいと思っています。今生のお別れとお礼を言ってないので。 たま7045さんとはどう連絡をとればいいでしょうか。こちらにメールをいただけますか。 dolphinoha@yahoo.co.jp 本当にありがとうございます。 (2017年06月20日 22時13分13秒) |
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