カテゴリ:Oの人生論
山梨は果樹の収穫時期。
桃、すもも、そしてブドウ。 暑い中、みなさんがんばっている。 お年寄りの姿が目立つけれども。 ところが、 あちこちに果樹泥棒が出没。 何百個もの桃が盗まれている。 剪定をして、 摘花、摘果をして、 何度も何度も消毒を繰り返して、 やっと実ったと思ったら盗まれる。 どんなに悔しいことか。 百姓は、いつの時代も搾取される存在。 農業をやりたいという人が減っていくのも当然だ。 「減反」というひどい政策があった。 作らなければお金がもらえる。 農家の存在価値が否定されているわけだ。 その結果、 田舎では耕作放棄地だらけ。 この時期は、草に覆われた元田んぼ、元畑がどんどん広がる。 うちの近辺でも、 ブタクサ、クズが我が物顔にのさばっている。 ぼくは、 午前中は、ブタクサやクズを刈って集めて回っている。 ヤギたちのエサになるから。 あいつらの好物だ。 柵をして、 ヤギたちを耕作放棄地に放牧しておけば、 数日できれいになるはずだ。 でも、 それよりも、 食べ物を作るという仕事を尊いものとして大事にすることだ。 都会では、 スーパーへ行けば、いろいろな食物が手に入る。 輸入品がたくさんあるわけだから、 ひとたびウクライナのような穀倉地帯で騒動が起これば、 品薄になるのは当たり前のこと。 「小麦が高くなっている」と文句を言う前に、 なぜそうなっているのかを、 自分の頭で考えないといけない。 山梨では、 おかげさまで豊富に野菜や果樹がある。 今朝もじゃがいもをたくさん収穫した。 タマネギもきゅうりもいただいた。 スモモは自分で作ったのが山ほどあって、 毎日何個も食べるだけでは消費できないので、 スモモ酒やスモモ酵素ジュースを作った。 無農薬ということで、 買ってくださる方もいる。 桃やブドウも、そのうちきっといただけると思う。 しかし、 年寄りだけが畑で働くのは限界がある。 桃もブドウも作れなくなる日が近づいている。 野菜だって、 作り手が減っている。 その上、泥棒の出没だ。 農業をやろうという先見性のある若者もいないでもないが、 少なすぎる。 勉強なんか好きでもないののなら、 高校や大学へ行くのはやめて、 農業をやってみたらどうだろうと思う。 「今の時代、大学くらい出てないと」 そんなのはもう骨董品。 中卒で手に職をつけるくらいがいいと、ぼくは思うけどね。 素人ながら、 畑に出たりしていると、 いろいろ考える。 でも、 ぼくのような素人がおいしいスモモを無農薬で作れるのだから、 本気でやったら、 すごいのができるはず。 思い切って行動する若者、 増えないかね。 そうならないと、 日本の先行きは暗闇警報だな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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