カテゴリ:Oの人生論
大学時代、 外国へのあこがれがあって、 世界各国に営業所のある大きな企業に入った。 たぶん、 刺激的な仕事がしたかったのだろうと思う。 しかし、 配属されたのは、 海外に行く機会がもっとも少ない(ほとんどない)部署だった。 がっかりしたけれども、 「海外勤務はかっこいいから」 という薄っぺらな動機だったから、 「まあ、いいか」というくらいのことで流していた。 世界を回ってみたいというのは、 夢というほどのものではなかったけれども、 サラリーマンを辞めて、 東京でフリーライターを始めて数年後、 実現することになった。 ヨーロッパ、中国への一人旅を決行。 中国の旅で、 真氣光の中川先生と出会い、 先生の随行取材をすることになり、 30ヵ国くらいを回った。 間違いなく、 サラリーマンとして海外に赴任するよりも、 刺激的な体験だった。 中国の旅では人生が大きく変わり、 オーストラリアやバハマでイルカと泳ぐ旅をし、 イルカがきっかけで結婚し、 たくさんの本を出し、 チェルノブイリ原発事故の被ばく者の気功治療を取材し、 ネイティブアメリカンのホピ族の村も訪問した。 人生観が一変するような旅だった。 世界を回りたいという漠然とした思いは、 ベストのタイミングで、 最高の体験として実現したのだ。 思いは実現するというのは事実だろう。 しかし、 その人にとって必要なことに限っての実現だ。 夢や思いが実現しているという人は、 自分の人生シナリオを知っているからこそ、 そこに意識が向く。 だから実現する。 ぼくは、なかなかいい線をいっていると、 自分では思っている。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024年06月07日 07時54分38秒
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