明日への希望につながる夕方の涼風
昨日の夕方、外へ出たら、涼しい風が吹いていた。空を見ると、西の空がうすい赤色になっていた。「暑い、暑い」と文句ばかり言う日々の、ほんのつかの間の幸せを感じる時間だった。夏の夕暮れというのは、たとえば、蒸し蒸しと暑い日、雷が鳴って、ザーッと雨が降る。ぼくは雷が苦手だったから、びくびくしながら過ごすのだが、そのあとのさわやかなひととき。一日汗を流して遊んだり働いたりしたご褒美だった。夕方、雷雨があると、翌日はいい天気だと言われていた。実際に、その通りになった。激しい雷雨も、その真っただ中にいると怖くて仕方なかったが、そのあとにご褒美があり、翌日のいい天気への期待と望みがあった。このごろは違ってきたが、昨日の快適な夕方は、久々に希望を感じさせてくれた。今日一日ご苦労様、明日がもっといい日になりますように。そんな夕方がいいな。