談志師匠の一周忌
朝から午後まで睡眠。談志師匠の一周忌。特にどうということもなく普通に過ごすつもりでいたんだけど、昨日から急に意識するようになって、どう過ごしていいかわからなくなってしまった。毎日毎日、決まった仕事があるわけではないから、わからなくなると困るのだ。高田文夫先生のフレーズで「喪に服しマン」というのがかつてあって、あまりのくだらなさに笑い転げた記憶があるけれども、あれはいつどんなタイミングで出た言葉だったか。今日の心境としては「喪に服しマン」ということになる。ツイッターは、今日いっぱいは談志師匠関連のツイートとリツイートに徹することにする。梱包作業。遅めに外出。ひと駅隣りまで歩く。ヤマト運輸営業所。クロネコメール便、7点。イタリアントマト。雑務、2時間ほど。西友で週刊誌の立ち読み。日高屋、W餃子定食。ドン.キホーテ。オーディオ機器を少し眺める。古本市場。CD、1枚。柳家喬太郎。ひと駅隣りから歩いて帰る。歩きながら、「水道橋博士のメルマ旬報」をようやく読み終えた。やっぱり、いちばん興味をもって読んだのはてれびのスキマさんの「芸人ミステリーズ」だ。ちょうど僕も「ブレイクマックス」のブログでタモリについて書くことになっていたので、ネタがかぶらないかを気にしていたというのがまずある。以前、スキマさんが「マトグロッソ」に書いたものを読んだときは、あそこで材料に使われていた「講演大王」という本は僕も持っていたので先を越された感が強かったが、今回の「メルマ旬報」は自分とはかぶらず、ただただ面白くてうなった。そして、博士の日記にもひたすら刺激を受ける。あの熱量で生きているひとがいるんだと意識することで、そう簡単に泣きごとを言うわけにはいかなくなる。それにしても、大変なボリュームで1号をようやく読み終えたところだけれども、今度の日曜にはもう2号が出るのだ。しかも、さらに増量だという。歩く距離を増やすしかないじゃないか。帰宅。ポッドキャスト。寝坊して聴きそびれた「ビバリー」を。水曜日だけど、イレギュラーで高田文夫先生も登場。これから各曜日をひととおりまわっていくんだとか、たしかそんなことを月曜に言っていた。もちろん、談志師匠の一周忌にも触れる。しかし、ゲストは談志師匠とまったく関係のない彦いち。高田先生「普通、談春とか志の輔とか、間違ってもブラックとか」今夜は、よみうりホールの「立川流追善落語会」の初日でもあった。チケット争奪戦がいやで、売れ残っていた明日の公演しか買わなかったのだが、当日になってやっぱり悔しくなってきた。ツイッターで情報は漁るけれども、その場にいなければ面白くない。談志市場のフェイスブックの写真で演目を確認。ツイッターでは、花緑師匠が小さんと談志の写真をアップしていた。YouTube。「たけし・所のドラキュラが狙ってる」より「悪魔の人生相談」。これはリアルタイムで観たなぁ。時期的には「落語のピン」とたけしのバイク事故のあいだ、おそらく、1993年後半から1994年前半というあたりだろうと思う。これより以前の別の回では、番組名物のウソ発見器にも談志師匠はかかっている。あれも抱腹絶倒ものの馬鹿馬鹿しさだったが、動画がアップされてるのはまだ観たことがない。「今夜は最高!」。おそらく1987年、女性は峰さを理。これは去年も観たけど、削除されたと思ってたら、最近になって再アップされたようだ。こういう談志師匠のイメージはもっと広まって欲しいところ。改めて気になるのはタモリと談志師匠の相性の良さで、「イリュージョン」というのは、90年代に出てきたキーワードなので「シュール」と同じ意味に理解されていた部分が大きいけれども、談志師匠の著書を読むと初代三語楼の「ナンセンス」につながるものであることがわかる。それはまさに、「シュール」を忌避して、言葉への不信感を持った、タモリの志向する笑いとつながるものだったんじゃないか。タモリと談志という組み合わせが、もっとあってもよかったのになと今になって思う。今夜はろくに仕事せず。こういう日なのだからしかたがない。日記の加筆修正をいくつか片づける。◇11月21日のツイログ