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2009.10.11
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カテゴリ:モータースポーツ
 トヨタF1チームのリザーブドライバーである小林カムイに、大きなチャンスが巡ってくるかもしれない。鈴鹿の最終コーナーで事故を起こしたティモ・グロックは予想外に重症であり、残り2戦への出場が危ぶまれている。そこで、小林にF1搭乗のチャンスが出てくる。トヨタのマシンに戦闘力があることは、シンガポールと鈴鹿の表彰台を見れば理解できる。小林がどれくらいの距離をドライブしているかは不明だが、大した距離ではなかろう。つまり、ぶっつけ本番になる。
 同じマシンを使っているフェラーリの二人には、大差が生まれている。Fインディアを捨ててフェラーリと契約したフィジケラは本音で後悔しているだろう。トップクラスの戦闘力を身に付けたFインディアに比較すると、フェラーリのマシンは操縦性が悪い。ルカ・パドエルの腕の悪さを批判していたイタリア人たちも、フィジケラまでが同様な目に会ったのを見て驚いている。現代のF1マシンは乗りこなすのが難しく、鈴鹿ではなおさらだろう。ルノーやレッドブルの新人ドライバーたちも、鈴鹿で四苦八苦していた。
 もし、ブラジルとアブダビの2レースに出場できれば、小林の運命は激変する。予選をQ3まで進み、ポイントを獲得できれば、ハミルトンと同じように大抜擢される可能性が出てくる。そういう話題性のあるドライバーをトヨタは欲しがっている。フィジケラのようにQ1で脱落するようであれば、F1ドライバー昇進の道は閉ざされてしまう。GP2で経験を積んでいるから、バトルそのものに不安はない。それよりも、緻密で繊細な感覚を必要とするF1マシンを乗りこなせるかが鍵になる。
 トヨタがトゥルーリとグロックの解雇を決めたのは、勝利を手に入れるためだろう。マシンの戦闘力不足を腕で補えるドライバーは、F1世界でも少ない。すぐれたマシンに乗って好成績を上げることはやさしいけれど、性能の劣ったマシンを使って、予選のQ3まで進み、ポイント残すには、血のにじむような集中力を必要とする。アロンソ、ライコネン、ロズベルグなどのような気迫のドライブを見せられるかで、運命は大きく変動する。小林が出場できれば、期待と不安の入り混じるラスト2戦になる。





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Last updated  2009.10.11 09:48:19
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