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2010.04.13
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カテゴリ:モータースポーツ
 FIAの行ったブリアトーレ裁判は、法的な公正さを失っていたことをフランスの裁判所から指摘され、事実上判決が無効になっていた。FIAは控訴することを狙っていたけれど、ブリアトーレを永久追放にす
るという根拠を失ったために、和解するしかなかった。フラビオ・ブリアトーレとパット・シモンズの二人は、シンガポールGPにおいて違法行為を行ったことを認めたために、これ以上の責任の追及をFIAが行わないと決めている。
 フランスの裁判所は、FIAのモータースポーツ評議会が二人を断罪する資格を有していないことを指摘していた。国際団体であるFIAが違反者を断罪するには、被告がFIAの管理下にある必要がある。二人はFIAの管理下に置かれていないから、断罪することはできないという論理になる。公正な裁判は、本来検察側と弁護側と裁判官がそれぞれ独立して機能していなければならない。モズレー会長が捜査班を指揮し、二人を起訴するという役割を担っていた。さらに、モズレー会長が判決の内容を指示している。これでは、民主的な制度と言えないとフランスの裁判所が指摘したことも重要な観点だろう。
 そもそも二人を罰する権限をFIAが持っていないのだから、二人への判決は無効という論理を覆すことは難しい。FIAの裁判システムそのものが独裁者方式であり、そういうシステムによって下された判決は、法律論として無効であることを断定している。しかし、ブリアトーレが罪に問われないのは明らかに不当なので、FIAとブリアトーレは取引を行って、この事件を葬り去ることにした。強権を振るったFIAにしても、悪役にされたブリアトーレにしても、新がポーツ事件は一番忘れたかった出来事なので、和睦が成立することになったらしい。





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Last updated  2010.04.14 18:35:52
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