野辺地町の出身者について…。
新宿の歌舞伎町に創作料理「野辺地」というお店がありまして、先日、私・草加の爺と息子のふたりは夜の八時に予約をして、客となりました。素敵なお店で、お客がひっきりなしに入ってくる。先客に青森出身のお客たちがいらっしゃって、懐かしい青森訛りが入口近くのカウンター席の私たちの所に聞こえてくる。お客の一人に、顔見知りのお方がいらっしゃいましたので私は早速、席を立ってご挨拶に伺う。するとグループの中のお一人がトイレに行くついでに私たちに声を掛けてきました。そして、名刺を頂戴しました。何枚もの名刺をお持ちで××の会長、○○の理事長などと肩書きに書かれており地方の名士であるようでしたが、極めて気さくなお人柄のお方。 顔見知りと言いましたが、税理士で県立野辺地高校出身の瀧澤さんというお方でした。現在は東京練馬区石神井にお住まいで、事務所を人形町に構えていらしゃいます。この瀧澤氏のご紹介で、五反田にある「おまつり本舗」も私たち親子は昨年訪れています。釣りたての魚料理と全国からの厳選の銘酒が楽しめる、この「おまつり本舗」は野辺地町の町長さんが東京へおこしの時に愛用されているそうです。税理士の瀧澤氏は野高の関東エリアにおける同窓会の事務局を担当されておられます。知る人ぞ知る、かの映画監督・川島雄三は野辺地高校(旧制中学)のの卒業生の全国的な有名人ですよ。 とまあ、こう書いてまいりましたが、私たち親子がこうして、東京にお住まいの野辺地町出身の方々を訪ねているのには、それなりの理由があります。関東周辺で野辺地を紹介する 拠点 を作りたいと言うのが本音でありますが、なかなか帯に短し襷に長し、なのでありまして、これまでのところ希望するような恰好の場所が見つかっておりません。現在時点での 理想の拠点 とは、次に述べるような所であります。つまり、若い人を中心に、野辺地町に興味と関心を抱く人々が、気軽に、頻繁に、通い得るようなお店兼旅館で、そこに集う人々によって様々な情報交換ができ、且つ、青森県上北郡野辺地町との交流を促進したり現地の雰囲気を直に味わえる。尚且、真剣に現代を生きようと模索している若者を中心とした人々の修業の場となりうるような、そんな理想的な お家・サロン。 商売抜きで、協力してやろう、場所を提供してやろうというような奇特なお方がいらっしゃいましたら、是非とも御一報をお願い致します。また、それならこんな方法も考えられる、といったアイデアをお持ちの方も是非とも、ご教授ください。首を長くしてお待ち致しておりますよ。