三菱商事---下方修正により減収減益へ、予想利回り3.50%
【決算】3月 【設立】1950.4 【上場】1954.6 【特色】総合商社首位。三菱グループ中核。原料炭等の資源筆頭に機械、化学品、食品等の事業基盤厚い 【連結事業】新産業金融1、エネルギー23、金属22、機械16、化学品11、生活産業27、他1【海外】19 【スト禍】油価堅調、海外配当金増でエネルギーは想定超過か。タイなどアジアの自動車関連も伸びる。ただ、稼ぎ頭の豪州原料炭合弁のスト長期化し、金属資源に大幅未達懸念。最終益続落。会社70円配見送りも。 【原料炭】7月に新労使協定の大枠合意だが、生産平常化は下期から。前期に約54億ドルで取得のチリ銅会社株24・5%は売り手とチリ銅公社の和解に伴い約4%譲渡。(会社四季報2012年9月発売号より)------------------------------------------------------------【上記の感想】上記は、三菱商事(8058)について書かれたもの。保有銘柄ではないが、業績予想の下方修正、配当予想の減額修正をしたので、見ておきましょう。関連日記(2012年8月18日)まず、売上高の推移を見てみる。2008年3月期 23,103,043 2009年3月期 22,389,104 2010年3月期 17,098,705 2011年3月期 19,233,443 2012年3月期 20,126,321 で、2期連続増収中である。次に、今期の業績予想を見てみる。売上 20,000,000営益 140,000経益 280,000純益 330,0001株益 200.45円で、下方修正により、一転、減収減益予想である。 下方修正の理由は、次のとおり。「欧州での債務問題の影響が一段と深刻化するとともに、中国を始めとする新興国の成長にも減速傾向が強まってきており、これらの影響を受けて一部の商品市況は想定の範囲を超えて下落しております。こうした足元の事業環境の変化に対応して、平成25年3月期通期連結業績予想を見直した結果、金属グループにおける豪州資源関連子会社(原料炭)での想定以上に長期化したストライキの影響や販売価格下落等の影響(当社株主に帰属する当期純利益△1,500億円)、化学品グループにおける市況悪化の影響(同△100億円)、更には株式市場低迷による上場有価証券減損の追加発生のリスク等(同△100億円)を織り込むことと致しました。この為、本年5月8日に公表した業績予想を上記1.の通り修正しました。」次に、1株配・配当金総額・配当性向・純資産配当率を見てみる。21年3月期 52円・85434百万円・23.1%・3.2%22年3月期 38円・62455百万円・22.9%・2.3%23年3月期 65円・106872百万円・23.0%・3.5%24年3月期 65円・107005百万円・23.6%・3.2%25年3月期 50円・------・24.9%・---公約配当性向は20~25%なので、配当予想は、70円→50円に減額された。最後に、株価と指標を見てみる。現在値は、1430円予想PERは、7.13倍実績PBRは、0.67倍予想利回りは、3.50%