|
カテゴリ:学習のこと
前回の続きです。 先日、「どんぐりやってる子は計算が苦手らしいね」と言われました。 苦手というか、計算をたくさんやらないから 低学年~中学年では計算ミスが目立つように見えるだけなのでは?と思います。
以前、小学校で受けた学力診断テストの結果を載せました。 長男が4年生1学期時点のテストです。 算数についていえば、確かに計算ミスがあったり、 もっと言えば答えがあっているのに記号を書くときに間違えていたりと いわゆる「ケアレスミス」が見受けられます。 一方で、「活用問題」(応用問題)については全問正解しています。
どんぐりっこは、その経験数の少なさで初めは計算ミスが目に付くかもしれませんが まだ今は見えていない根っこの部分で、着々と本当の学力を蓄えています。 太く大きな根っこを作って、もうすぐ目に見える部分でも大きく成長した姿が見られるという時に 焦ってしまって慌てて他の学習方法を探すのはもったいないことです。 何の面白みもない計算問題がぎっしり書かれたプリントやドリルに取り組んで 全問正解!となっても、それは学力がついたように見えているだけかもしれません。
どんぐりで勉強している子供たちが目指すところの「学力」とは 10歳以降、高学年の頃に一気に「目に見えて」くる気がします。 一方で、低学年の頃からひとつひとつの単元を丁寧に復習し、 少しの計算ミスも排除すべく頑張っていたのに 5年生になって授業についていくのがやっとの子も出て来ました。 今までの学習方法の差が一気に出てくる時期だと感じます。
長男は5年生の今、算数テストで計算ミスをすることは格段に減りました。 こなす数が少ないとは言っても、5年間にやってきた計算はかなりの数になるわけです。 日に10問20問もやらないから、低学年の頃にはミスも目立ちますが 高学年にもなるとそれもなくなりました。 では毎回100点かというと、そんなこともなく、95~100点の間です。 その他の国語、社会、理科、あと家庭科と保体もありますが、これも95~100点です。 この5点を落とさないように完璧を目指すのは中学以降でいいかと思います。
長男のママ友さんには「長男くんはもともとできるから」とも言われますが、それは違います。 文章の読解力の無さに悩んだ時期もありましたし、 見たこともない点数を取ってきたこともあります。 話を聞くことが苦手で、聞き取りテストが60点という時もありました。 どんぐりを嫌がって、テーブルに突っ伏して泣いたこともありました。 その度にどんぐりの過去ログを読みに行きました。 毎回、親の反省から仕切り直すばかりの5年間でしたが とりあえずここまできました。
我が子自慢をしているわけではありません。 どの子もみんな、勉強漬けにならなくても学力を身につけることができるんだと お母さんが思いつめたりストレスをためたりしなくていいんだと それを伝えられたらいいな、と思っています。 その時その時を完全に仕上げる必要はないです。 全体をみて、6年間で仕上げていきましょう
親は焦ってしまいますが、本来子供の成長はゆっくりなんですよね。 ずーっと体力測定の数値がクラス平均より低く、総合評価D、Eだった長男が 5年生で初めてA評価をもらいました。 持久走も年々順位をあげています
のんびり育っていくどんぐりっこの姿を知って欲しくてこのブログをはじめました。 これからもよろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[学習のこと] カテゴリの最新記事
|