乳ガン治療のお金の話し
さー、今日は8時スタートで病院3件ハシゴします。美味しいもの食べないと乗り切れなーい😆メインの労災病院で血液検査からの診察。私の再発した乳癌はイブランスが良く効くのですが、だんだん身体が耐えられなくなってきたので休薬期間を長めにしています。3週服薬して2週休み、という感じ。今回の白血球数値もギリギリアウトくらい。次回数値キツいようなら更に休薬期間とるしかないか。イブランスは新薬なので笑えるくらい高いですが(月60〜100万くらい)限度額適用認定証があれば私のしがない収入だと窓口で払う上限は5万程度です。ただ、病院でも上限5万、調剤薬局でも上限5万なので、結局病院の検査内容によってはトータル10万くらい払います。そこから加入している社会保険から上限24,000円超えた分は2ヶ月後に給料と一緒に振り込まれる仕組み。働きながらできる治療でありがたいです。むしろ治療中は意地でも退職しませんw18年前、最初の乳癌が見つかった時は癌と脇のリンパをいくつか取る手術が最初。30万くらい。とってみたらたくさんリンパに転移していました。リンパに転移していたのを欧米のように残したままにするか、日常に若干ハンデ出るがリンパ節取るかで取るを選択。20万くらい。あ。その手術に必要な、リンパ節に色つけるための注射が医者に痛いですよ、と言われ。医者の痛いはあてにならないからなんて思っていたのに打つ前に看護師2人に身体おさえられ、針刺さるのは普通だけど薬剤入る時が体内で雷落ちたくらいの痛みだったの思い出した。注射後、先生にしばらく全身動けないと思うので動けるようになったら病室に戻って手術の準備しましょうと言われたんだよなぁ。今もあの注射は痛いままなのかしら。なんせ15年ぶりに再発してみると色々当時から進歩していますからね。あとは放射線治療をMAXまで照射、平日3週間毎日通院し1日4,500円くらい。大した時間かからないから放射線治療中は午前中病院で午後出勤していました。抗がん剤は拒否。理由はたくさんあります。ホルモン治療はすぐ開始。当時は太い針の注射をお腹に毎月一本、30,000円くらい。錠剤も服用し、それが月10,000円くらい。治療は5年続きます。今回の再発は取りきれなかったリンパから。背中に痛みが出るくらい腫瘍が大きくなっていました。ちなみにCTで発見される3ヶ月前に健康診断で乳がん検診も受けましたが何も見つかりませんでした。最初の時もそうだったけど、信じられるのは自分の「なんかおかしい」という感覚です。おかしいと感じているのに大丈夫ですよと言われて安心してはいけません。納得するまで調べてもらいましょう。今回の腫瘍は動脈に囲まれていて手術は不可。放射線も限界まで当てていたのでこれも不可。すぐホルモン治療は開始するとして。抗がん剤の前に新薬のイブランスやってみるか、となりました。抗がん剤のように全てにダメージを与えるのではなく、ガン細胞だけ攻撃してくれます。副作用も私はたちくらみと口内炎くらい。白血球だけ下がりすぎないように服薬する量やペースを血液検査の結果を見ながら調整します。合う人にはとても優秀でありがたい薬。私は再発してからイブランスとホルモン治療を2年半継続し、今は大きな腫瘍がほとんど見えなくなりました。ホルモン治療も錠剤を一日一錠飲むのは変わらないのですが、注射が変わった!18年前は太い針で粘度のある薬剤を、医者が刺す箇所をギュッとつまんで少しでも痛みを感じにくくしてブスッと刺していて。毎月これが憂鬱でした。。それが。針は細くなり、え、もう終わったんですか、くらいに。期間も1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月から選べちゃうサプライズ。私は6か月製剤を打っています。金額は30,000弱。安くなっているし、身体の負担も軽くなりました。ただ、6ヶ月だとさすがに針太くなります。痛みを和らげるための麻酔の絆創膏を渡されるので、病院に到着したらお腹の注射打つ箇所にペタっと貼っておきます。それから血液検査したり、診察まで待っていると麻酔が効いている状態に。全然痛くなーい。注射のタイミングで造影剤入れてCT撮ります。これが30,000円くらい。注射と一緒に支払ったほうが限度額と社会保険から戻る金額考えて得策です。なので先生にお願いしてタイミング同じにしてもらいました。前回も今回も、結果論ですが私には有効な治療ができました。今もフルタイムで働きながら、生活レベルを落とすことなく治療できていることに感謝。癌は手術も高く、納得の治療を受けるにはとにかくお金がかかるので保険は大事だなと思います。ちなみに私は最初保険無し!10年経過してやっと加入できたガン対応医療保険も、今回手術も放射線もできなかったから意味無し!それでも結果なんとかなりましたーw※記載の金額は3割自己負担額