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戦国ジジイ・りりのブログ

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2012年03月06日
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カテゴリ:旅日記(九州)
門司港駅を通過して向かったのは、「門司港出征の碑」。

    門司港出征の碑

 【ご存じですか、先の大戦中、ここ門司1号岸壁から200万人を超す将兵が、
  はるか南方の戦線に、あるいは大陸の戦地へと赴いたことを・・・
  そして半数の100万人の将兵は、生きて再び故国の地を踏むことが
  出来なかったことも・・・

  門司港の山河を日本最期の風景としてその目に焼きつけ、
  遠く離れた戦線に向かった多くの将兵を偲び、恒久平和を願う不戦の誓いを込めて、
  ここに「門司港出征の碑」を建設しました。

  近代日本黎明期から、門司港の発展にこの港湾が重要な役割を果たしてきましたが、
  この碑が忘れてはならない歴史の語り部となりますように・・・】
  (現地碑文より)

そして、往時ここで見られた見送りの光景の写真も掲載されていた。

   門司港出征の碑2

 【門司港岸壁で出征兵士を送る光景

  戦争が激化してくると輸送船団の出向は軍の機密事項となり、
  このような光景は次第に見られなくなった。】(解説より)


このすぐ近くにあるのが、「出征軍馬の水飲み場」。

    出征軍馬の水飲み場

 【昭和6年の満州事変勃発から第二次世界大戦にかけて、日本全国の農村から
  多くの農耕馬が軍馬として徴発され、この門司港から軍用船で戦地に渡りました。
  その数、百万頭に及ぶといわれています。
  そして、馬は、再び故国の地を踏むことはありませんでした。

  このため、馬にとって最後のお別れの水を飲んだところとなってしまったのが
  この水飲み場です。当時は西海岸通り周辺に数ヵ所あったといわれていますが、
  今は一つだけが残っています。
  港町・門司の歴史を後世に伝えていくとともに、平和の尊さを忘れないよう、
  ここに保有するものです。】
  (現地解説板より)

門司港駅周辺は「門司港レトロ」として街も人も華やかだけど、
人が多く通る場所からそう離れていないのに、この2つの碑が立つ場所は静か。

せいぜい、たまたま通りかかった観光客の一部が、
「なあに、これ?」
ってちょっと足を止める程度。

私のように、わざわざこれを見に来る人もそういないでしょう。
だけど、広く知られていなくても、これはまぎれもなくここであった出来事。
それも、そう遠くない過去の。

感想なんかは書けませんよ。
ヘロヘロになりながらもここに来たという心情を汲んでくだされ。

心情って言っても、ロマンに浸るとかじゃないからね。
なにしろ、時代が近すぎて・・・
私の大おじさんにあたる人も、沖縄で亡くなってるし。
大おじさんが踏んだ本州最後の地ってどこだったんだろう・・・




うしっ、これで本日の行動終了~!
まあ、色々あったけど、頑張ったよなあ。

帰りは、船で。
赤間ヶ関を渡るには、いくつかのルートがある。

早鞆の瀬戸にかかる関門橋(高速道路)、その下の海底に
人道と車道に分かれてる国道トンネル。
下関駅から電車で。
フェリーもある。
これから乗るのは、門司港と唐戸を結ぶ関門連絡船。

     関門連絡船

この小さな船で赤間の海に乗り出すのも、楽しみだったんだ~。
流れの速い海で、どのくらい揺れるんだろう?って(←バカ)。

ここの航路は古くから用いられているけど、室町の頃には多くの人や物が
往来する中で、船賃をぼったくりする不届き者も現れ、時の支配者である
大内氏のもとにはクレームが相次いだ。
そこで当主・政弘さんが公式に定めた船賃が、「大内家壁書」として
伝えられている。

 【赤間関・小倉・門司・赤坂のわたりちん(渡賃)の事
 
  一、せき(関)こくら(小倉)とのあひた(間) 三文
  一、せきともし(門司)とのあひた 壱文
  一、せきとあかさか(赤坂)とのあひた 弐文
  一、よろいからひつ(鎧空櫃) 十五文
  
  一、なかからひつ(長空櫃) おなし(同)   
  一、むま(馬)一ひき(匹) おなし(同)
  一、こし(輿)一ちゃう(丁) おなし(同)
  一、いぬ(犬)一ひき 十文
  以上八ヶ条      文明19年(1487)4月20日】

人が1~3文、馬が15文で犬が10文って、なんか価値観おかしくね?泣き笑い


さて、現代の連絡船の定員は最大91名(客数は89)。
へえ、ぱっと見大きくないのに、結構乗れるんだ~。

待合室には結構人がいたので、初めてだったし
全員乗れるのかな~と思ったけど、余裕だった。

窓際に陣取って、ひたすら海を眺める。
千葉に住んでるって言っても、うちは内陸の方だし、
海とか船とか無縁の生活なので、船に乗るってだけで楽しい音符

定刻を迎え、波しぶきを上げて船が進んでいく。
思ったほど揺れるって感じではなかったけど、結構しぶきは上がってた。

対岸の唐戸桟橋までは約5分。
あっとゆー間に着いちゃう。


今日もカモンワーフで食糧調達。
今日は「ふくバーガー」。
おいしかったけどね、やっぱり淡泊だから、
何も知らないで食べれば、普通のフィッシュバーガー(笑)。

本日の歩数は、なんと33,920歩。
目を疑ったね。
旅先で歩数を測り始めてから、歴代2位の記録。
歩数も多いけど、今日はアップダウンがあったからな~。
疲れるハズだわ・・・


さて、今日も旅のツイートはしてないので、
私が下関に来ているのを知ってるツイッターのフォロワーさんは、2~3人。

いつもなら、夜はフォロワーさんへの返信とかに忙しかったりするんだけど、
この日もごくわずかの人とのやりとりのみ。

なんかな~、こーゆー静かな時間もいいけど、やっぱりさみしい。
去年の年末頃から、何度もツイッターやめようかな~と腐ってばっかりだったけど、
もう生活の一部になっちゃってるしな~。

自由にツイートできない状況になってはじめてツイッターの良さをかみしめた、
そんな夜でした。


あ、と・・・それからこの日は、大河ドラマの初日。
平家ゆかりの地で大河の初日を観るのをすごい楽しみにしてたのに、
ツッコミどころが多すぎて疲れた(笑)。

去年の「江」も、信長様のおひざもと、小牧で初日を迎えて、
戦国ドラマだから楽しみにしてたのに、結局その次の回で挫折したし・・・
今年もどうやら、見続けられそうにないしょんぼり

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最終更新日  2015年08月12日 22時54分32秒
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