柴楽日記

午前中のひとコマ。
こちらは仕事の合間を縫ってお伺いさせて頂いた動物病院からの帰路風景。

公益財団法人日本犬保存会より通知のあったマイクロチップの装着が無事完了し、昼一の所用に合わせて来た道をひた走ります。

行きの道中は「これから旅にでもみんなで出掛けるのかな♪」って感じでニコ顔を互いに覗かせながら、心なしかルンルン気分な雰囲気に包まれていた面々も帰宅の途に就いたことを察した様子で、楓を除きグーグー寝息を立てる姿を見せていました。（笑）

帰宅すると午前中の庭番を務めてくれていた結がハルを伴って出迎えにやって来てくれました。

その後、この日我が家の面々と同行した楓母ちゃんもにこやかに娘との再会の挨拶を交わす姿を見せていました。

この日はお仕事帰りにママさんが迎えに来るまで、楓が結のケージに収まることとなり午後の避暑スペースと化しているナツマリ部屋１号棟は普段以上に賑やかな雰囲気に包まれることになりました。（楽）

ご家族より秋季展から全国展を目指しているとの御話を頂いている楓。
この日は、ピークは過ぎつつあるものの、まだまだ発情中ということもあり、間違いがない様に、カイ坊とともに当の楓もケージにしっかりと収納したかたちで、しばしの里帰りのひとときを過ごしてもらうことに・・・。（笑）

私が出掛けた後に部屋を訪れた妻の話によると、娘であるハルと並んでいたこともあってでしょうか？終始にこやかに寛いだ様子を見せていたという楓。

本日最後の一枚はそんな楓とナナ母ちゃんのツーショット。

今日はナナや娘のハルにも会えて楽しい里帰りになったかな？
まだまだ暑い日が続いているけど、今年もあっという間に秋はやって来るからね。
引き続き、ご家族と日々の鍛錬を頑張るんだぞ！
また次回、楓と会えるのを我が家の面々と楽しみにしてるからね！！

昨年の6月よりブリーダーやペットショップ等で販売される犬猫についてマイクロチップの装着と登録が義務付けられていましたが、（飽くまで単なる不勉強故の個人的な感覚なのかもしれませんが）天然記念物でもある健常な日本犬に人工物を埋め込むといった行為に何処と無い違和感があり、法規制対象外の個体に限ってはこれまで装着を見送る方針を取って参りました。
当然、迷子になったり事件や災害に巻き込まれた犬猫たちの命を守るといった動物愛護の観点においても、マイクロチップの普及がもたらすメリットについての理解はある程度できているつもりではあります。
一方で法整備を行うにあたり、デメリット（MRIによる検診に影響が出やすい等）については広くアナウンスされていないのも事実であると言えるのでは？と思います。

法令は様々な背景に基づき整備されていくものでり、社会の一員として安全安心に暮らしていくために、そうした法令やルールを順守することは当然ながら必要なことです。
ただ、こうした法令や規則が性悪説に基づいて制度設計される色彩が強くなるほど、世の中から活況感やイノベーションの芽が摘まれていく傾向が見られる様に感じられます。
また一方で、こうした観点に基づけば、こうした制度設計を行う立場である国家に対し矛先を向けることに終始するのではなく、この国に暮らす私たち一人一人の道徳や倫理に関する水準を未来に亘り高めていくといった発想を持つことも必要になってくる様な気もします。
様々な利害関係が世の中に存在する点からみても総ての制度設計を性善説に基づいたものとすることは不可能である気はしますが、その時々の情勢によって双方の観点をバランスよく取り入れた法体系の整備がなされることで、より多くの人々が未来への希望を持てる社会が育まれていくことを望みたいものですね。