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新英語教育研究会神奈川支部HP

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★「英文法のルターさん」の英文法の提案①~③ 
① 英文法の誤解を解き、体系を提示する必要があるとルターは考えています。
 例1) 時制は2つです! =現在時制(説明文向き)と過去時制(物語文向き)
「時制はいくつある?」と問うと…
「2」=現在時制と過去時制
「3」=現在時制と過去時制と未来時制
「12」=単純形、進行形、完了形、完了進行形の4つ×3[現在・過去・未来]…などの答えが出ます。
willを含む助動詞の体系が理解できれば「未来時制」はないと分かります(文科省もwillは「未来表現」のひとつだと見なしている)。

「3」だと思う方は、「時」(time)と「時制」(tense)を混同しています。
「12」だと思う方は、「述語動詞の形」(verb forms)と「時制」(tense)を混同しています。
「時制」(tense)は、文全体の調子です。
 「説明文や対話文」調=現在時制
 「物語文や報告文」調=過去時制
 仮定法は、現在形・現在進行形・現在完了形を3本柱として現在時を基調とし、
 「今、こうなっている」と話し手が聞き手に説明する調子(=現在時制)のなかで、
 If I were you,…「(もし)私(が君)だったら」と過去形を用いたときの違和感が持ち味です。
 例2)「週末は何するの?」What are you doing this weekend?、
    「来週引っ越すんだ」I'm moving next week.のような
    予定の表現で「現在進行形」が日本の学習者が思いつかないのは、
    「時制」が分かっていないからです。現在進行形は未来が担当領域です。

② 日本の英語教育の問題点は「教材や付録の不備」にあるとルターは考えています。
 例1) 規則動詞の発音(watched ウォッチトゥ)や
     不規則動詞の発音(won ワぁン, drewドゥルゥー)が出来ない生徒がいるのは
     発音が書いていないせいです。
     →ルター式英文法では「発音記号にカナ振り」を提唱します。
 例2) studyingのyを取ってしまう生徒がいるのは
     studiesやstudiedの「-es,-ed」と混同しているからです。
     →ルター式英文法では「つづりと発音のルールを中学高校教科書巻末付録に常時掲載すること」を提唱します。
     https://eibumpoluther.com/eibumpoluthers-appendix-rules-01-spelling-and-pronunciation-8pages/   
 例3)Do they ~?や Have they ~?など組み合わせが分かっていない生徒が多いのは「表」がないからです。

③ 現在完了形・現在完了進行形で見落とされている用法があります。
◆現在完了形《動作の未遂の継続》「(最近、ずっと)~していない」
※動作動詞の否定+起点(since ~)・期間(for ~)
 I haven’t seen her since last Friday. 私は金曜日から彼女に会っていない。
 I haven’t had a haircut for two months. 私は2ヶ月間散髪していない。
 How long have you not had a haircut? どのくらい散髪していないのですか。
◆現在完了進行形の《臨場感ある完了》「(さっきまで)~していたんだ」
(現在完了形《完了》「(すでに)~している」よりも臨場感がある。
 現在完了進行形《動作の継続》(今までずっと)~している)とは異なる。)
 I’ve been running. (さっきまで)走っていたんだ。

※別サイト「ルター式英文法」の記事もご覧下さい。
①【時制】②音楽の長調・短調のような、現在時制《説明調》・過去時制《物語調》
 https://eibumpoluther.com/eibumpoluthers-english-grammar-02-two-tenses/
②【英語学習者必見!】8ページでわかる「つづりと発音のルール」無料pdf付き
 https://eibumpoluther.com/eibumpoluthers-appendix-rules-01-spelling-and-pronunciation-8pages/
③【驚き】教科書に詳しく載っていないのに英会話で使う、現在完了形・現在完了進行形の3つの用法!
 https://eibumpoluther.com/aspect-present-perfect-and-present-perfect-progressive-details/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★「ことば」が私たちを護る= 憲法護持! 「緊急事態条項」阻止!
 NHK日曜討論(2015.9.6)で取り上げられた視聴者のことば「ことばだけでは護れない」を聞いて驚いたよ。
 憲法九条という「ことば」が私たちを70年間近く護ってくれていることを認識していないなんて。
 巨漢のアーミテージさんだって、憲法九条がブロックしているって思っているんですよ! 
 ことばをあなどってはいけない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
☆アレン・ネルソン『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』(講談社文庫 440円) 
 新英研北海道大会でお会いしたことがある、ベトナム帰還兵のアレン・ネルソンさん。温和な小柄な方でした。2009年に亡くなられ、ご命日に合わせて文庫化してもらったそうです(淺川先生の新英研ML投稿による)。18歳で入った海兵隊で「お前達の仕事はなんだ?」「殺すこと!」と連呼させられ、人としての感覚を麻痺させられ、ベトナムへ。偶然に村の防空壕の中で出産シーンに遭遇、人として目覚めたアレンさん。私たちに戦争について多くを教えてくださいました。日本各地の学校などで講演されました。感謝とともにご冥福をお祈りします。(このHPの左にあるページ「アレン・ネルソンさん」の項目に詳しく書かれています。)2012/12/12読了。一読をお薦めします。
●NNNドキュメント「9条を抱きしめて~元米海兵隊員が語る戦争と平和~」で検索!
https://www.dailymotion.com/video/x2p1r37
●2012/09/03に萱森さんが教えてくださったサイト(アレン・ネルソンさんインタビューです):http://www.indybay.org/newsitems/2009/02/02/18567572.php

Calendar

Freepage List

講演について


1996 内山久さん ドラマ方式


1997 中村 敬さん 教科書の中の英語帝国主義


1998 羽仁 協子さん「問い直そう、学校の在り方を」


1999 國弘 正雄さん


2000 阿部 一さん


2001 佐野 正之さん


2002 根岸 雅史さん 絶対評価におけるテストづくり


2003 長(おさ)勝彦さん


★1998 津田 正さん


★2003.1 中村 敬さん


★2003.1 児玉房子さん


2004 荒木 晶子さん


2005 西垣 知佳子さん


★山田太一(NHKラジオでの講演)2006


2006 大津 由紀雄さん:小学校英語反対!


★2006 國弘 正雄さん


2007 名和 雄次郎さん:リーディング指導


★2007.8 アーサー・ビナードさん


★08江利川春雄さん:経団連の圧力+教育史


2008 酒井 邦秀さん:多読


★2009.8 アーサー・ビナードさん


2009 金谷 憲さん「英語定着への工夫」


2010 靜 哲人さん 発音矯正


2011 大井恭子さん ライティング指導


2012 望月正道さん:語彙習得


2013 久保野雅史さん(感想のみ)


2014 田中 茂範さん:英文法


2015 中村敬さん 英語教育再生案


2016 近江 誠さん スピーチ


2017 金森 強さん これからの外国語教育


2018 三浦 孝さん 生徒の願いを叶える英語教育


2019 髙橋 一幸さん 新学習指導要領を生かした授業設計


2020.5 オンライン例会 和田、吉牟田さん


2021.5 オンライン例会 上野さん・竹島さん


2022.11  Zoom講演 山中 司さん ALTとの関わり方


★高校実践報告(萩原)一覧2010.1.8更新


1997.11 会報52:英語劇1『Enoch Arden』


1998.11 会報62:英語劇2『シンデレラ』


2000.8 会報78:高1 oral introduction


2000.11 会報82:英語劇4年間のまとめ


2001.5 会報87:oral C、10年間まとめ


2001.9 会報90:3年間を見通した多読指導


2002.6 会報97:英語嫌いの生徒と作る授業


2002.9 会報99:研修


2004.2 会報111:読みの活動


2004.6 会報115:(感想のみです)


2005.3 会報122:定期テスト問題づくり★


2005.12 会報29:単語書き書きくん!


2006.4 会報131:辞書指導


2006.6 会報134:音読指導テクニック


2007.5 会報141:スピーチ発表活動


2007.9 会報143:大学ですべき9項目


2008.5 会報150:年間計画creative writing


2008.9 会報153:5つの研修報告


2009.5 会報161:新指導要領下での高校英語


2009.9 会報162:定期テストづくり


2010.5 会報171:高校3年間授業デザイン


★★2011.3 春休みの10の準備


「授業に歌を」(和田)一覧


ならず者 Desperado


ビューティフル・ボーイ beautiful Boy


もうすぐ17才 Sixteen Going on Sevente


想い出のサマー・ナイツ Summer Nights


私のお気に入り My Favorite Things


バイシクル・レース Bicycle Race


雨の日と月曜日は Rainy Days and Mondays


そよ風の誘惑 Have You Never Been Mellow


チェンジ・ザ・ワールド Change the World


プリーズ・ミスター・ポストマン


バラ色の人生 La Vie En Rose


きのう見た夢(平和の誓い)


虹の彼方に Over the Rainbow


すずめ Sparrow


シークレット Secret


ラジオ・ガ・ガ Radio Ga Ga


冬の散歩道 サイモン&ガーファンクル


★グッドナイト・サイゴン


ジョニーエンジェル Johnny Angel


This Night 今宵はフォーエバー


What Is a Youth? 映画『ロミオとジュリエット』挿入歌


ダイアナ Diana


ポリー、やかんをかけなさい Polly, Put the Kettle On


You Raise Me Up


中学実践報告(日比)一覧


01.7海外とメール交流


学校について:一覧


2002 関東ブロックの学校の状況


時事問題で知っていただきたいこと


アレン・ネルソンさん


2003.2 劣化ウラン


2007.1.5 きくちゆみ講演会


2007.5.3 オーバビーさん 憲法9条


★今までの例会の報告集!


会報No. 119 通訳トレーニング


「授業用アンケート」


年間計画:高校S先生+N先生 


年間計画:中学 I先生+T先生


テスト作問の観点:和田


ルター、学校へ行く


ルター、学校に行く(共学編1~21)


ルター、学校に行く(共学編22~31)


ルター、学校に行く(共学編32~42)


ルター、学校へ行く(県立高校編その1~8)


ルター、学校へ行く(男子高編その1~10)


ルター、学校へ行く(男子高編その11~22)


ルター、学校へ行く(私立女子高編12+6)


ルター、学校へ行く(私立女子高編13~25)


ルター、学校へ行く(私立高の2年目)


ルターの世界


★読書会「たいまつ」+ダンさんとの読書会


1:映画


2 テレビドラマ『冬構え』(山田太一)、『歸國(きこく)』(倉本聰)など


★イニシャルゲームを楽しもう!


読書案内2008.7 夏休み直前号


●「英文法、ルターの提案」第1回 時制 5.9.08


読書ノート:青木雄二『僕が最後に~』


読書ノート:水木しげる『三途の川~』


読書ノート:森有正『思索と経験~』


英文法、ルターの冒険 1~3話


ルターの提案01  時制


ルターの提案02 述語動詞の形


意見01:習意欲低下と学力低下を論じる


意見02:次世代に何を伝えるか


ルターの社会科ノート


2002 会報担当が考える英文法(時制、助動詞、冠詞)、ルターの冒険の前書き


2002 会報担当がオススメする英語学習書


ルターの提案:A is to B what C is to D.


ルターの提案:order ~ from の覚え方


ルターの提案:one, another, the other(s)の覚え方


エッセー:学校だからできること


ルターの提案:★五文型の覚え書き


■今の状況を自分のことばでまとめます:時事問題2017.11以降


ルターの提案:knew「知っていた」とlearned「知った」は異なる


■赤毛のアン『アンの青春』2019.12.9授業実践


ルターが寄稿した文章


黒川泰男先生を偲ぶ(1) 雑誌に寄稿


黒川泰男先生を偲ぶ(2) 追悼集に寄稿


書評:大江健三郎『「新しい人」の方へ』


笹田巌先生を偲ぶ(1) 追悼集に寄稿


笹田巌先生を偲ぶ(2) 新英研会報に寄稿


神奈川支部の例会 1996-2000までの記録


2001年度


2002年度


2003年度


2004年度


2005年度


2006年度


2007年度


2008年度


2009年度


2010年度


2011年度


2012年度


2013年度


2014年度


2015年度


2016年度


2017年度


2018年度


2019年度


2020年度


2021年度


2022年度


2023年度


韓国KETGとの交流


神奈川支部 例会の様子+例会の後で


2010.03.13 映画『ジュリア』、『荒馬物語』、ランディ・パウシュ


2021.12.14
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今日はお昼に廊下で地歴科のT先生(男性20代)、体育のY先生とスクーリングの立ち番で、廊下で立ち話しているときにジブリの『もののけ姫』の話題からお2人が『風の谷のナウシカ』の漫画7巻を持っていることが判明し、ぜひ読んで下さいと勧められた。ちなみにルターはアニメ好きでしたから、ナウシカは劇場で観ていて、プログラムを持っている。
そのあと、地歴科のT先生が出張で出かける前にルターのデスクに寄ってくださり、人権教育の会報を手渡してくださった。右隣の英語科のO先生に「この会報、もらいましたか?」と訊くと、「いいえ」というご返事で、ルターにだけ下さったということがわかった。読めということだと理解し、読んでみてビックリしたのは、江種さんと奥田知志さんのことが書かれていたのだった。
江種(えぐさ)祐司さんは93歳になられていて高校生に広島での被爆体験を話されている記事だった。目の前でお話しを伺ったのが9年前、江種さんが84歳のとき。新英研の全国大会で、ルターは涙をふきふきしながら、メモを取ったのだった。息子さんを39歳でガンで亡くされて、「鬼になる」とおっしゃったことや「東大の大山彰氏、通産省の伊原義徳氏、正力松太郎、中曽根康弘」を名指しされて「忘れないで欲しい」とおっしゃったことが心に強く残っている。
奥田知志さんは奥田愛基さんのお父さんでもあるがキリスト教の牧師さんである。アフガニスタンで支援されていた中村哲さんへのライバル心(自分は国内でホームレス支援している)があったという正直な言葉を書かれていた記事を最近読み直したばかりだった。Youtubeの配信で2回お話しを伺っている。
このようなお2人のことが書かれている記事が目の前に差し出されたのは偶然と言えますか? 必然でしょう! どうしてその会報をくださったのか、その心はまだ伺っていないので、明日T先生に確認したい。
以下が過去の記事である。
2012.08.05 新英研全国大会(広島県宮島)に参加して+お返事
カテゴリ:カテゴリ未分類
 以下の文章を新英研メーリングリストに投稿しました。
● 秋葉忠利さんの講演は期待通りの素晴らしい内容でした。
「最も美しい表現を憶える(スピーチではリンカーンやキング牧師,英詩ではブラウニングの「ピパの歌」,歌ではYou Are My Sunshine)」
「記憶するには物語が必要」
「多様性への寛容」
「人生のなかでもらった『宿題』を提出しなくてはならない(原爆投下が正当だと考えているアメリカの高校時代のクラスメートに反論する+核廃絶する)」
 講演内容は『ヒロシマ市長』(朝日新聞社)と重なっていますので,ご参照下さい。
● 17歳で被曝された84歳になられる江種(えぐさ)祐司さんの被爆体験のお話が深く心に残りました。息子さんが39歳のときにガンで他界されています。
 被爆直後に,放射能症で生死の境をさまよっていたときにお父さんがラジオをつけてくれて,聞こえてきたモーツアルトのフィガロの結婚・序曲のおかげで,身体のなかに力がみなぎってきて,「よし,俺は音楽の勉強をしていくぞ。音楽教師になるぞ」と決意されたそうです。
「東大の大山彰氏と通産省の伊原義徳氏(アルゴンヌ国立研究所に1955年に留学),正力松太郎(1955年米国の諜報員と結びついて原発の万博を開いた。平和利用と言われてヨロヨロとなってしまった。),中曽根康弘(ウラニウム235にひっかけて1954年に原発の予算を2億3500万円とした)のことは忘れないで欲しい。」
「戦争になって,広島師範学校の授業で真っ先に芸術科目(音楽・美術)がなくされた。」
「英語が5時間から0時間になった。3年間学べなかったので英語が話せないのがくやしい。1985年にモスクワのレーニンスタジアムで(ゴルバチョフも参加),日本語→英語→ロシア語に翻訳してもらったので20分しか話せなかった。」
「9月10日に学校に戻るときに見た,川や海に浮かぶ,パンパンにふくらんだ無数の亡骸が8月18日の枕崎台風で川底や海底に沈んでしまって,67年経った今もほったらかしのままになっている。無数の被爆者が埋まっていることを忘れないで欲しいのです。川底から瀬戸物のボタンが出てくるのがその証明です…」
「(2011年3月11日以降) みなさんも多かれ少なかれ被爆者です。」「内部被曝は生き続ける。」「放射能の影響は5年で出てきます。」「放射能の問題。人間の歴史に刻まれて,なくなることはない。」
 音楽の先生をされていたので声が朗らかで穏和なかんじの江種さんから「私は鬼になります」という言葉があって,その強い思いに打たれると同時に,抱えていらっしゃる悲しみが伝わってきました。大きな「宿題」をいただきました。私も周りの人たちに伝えていきます。
 帰途では京都に寄って,2009年7月に亡くなられた笹田巌さんの墓参をしました。
ご家族と一緒に故人を偲びました。
(遺稿集については:http://plaza.rakuten.co.jp/shineikenkngw/23004/)
投稿後,K先生(女性)からお返事をメーリングリストでいただきました。
 江種先生は、ルターさんの総括のとおり、息子さんである宏治先生を約15年前に亡くされました。小学校の先生で、元青年部長で、広島の青年を集めて 教職員のコンサートを主催し、その時に生まれた歌が、広島合唱団でも歌われた『命輝く明日へ』で、江種宏治さんの作詞です。
 宏治さんは、平和活動にも熱心に取り組んでおられました。(最初教員になりたての私が似島をガイドして頂いたのも宏治先生です。)
 祐司先生は、息子さんに平和活動をまかせたとおっしゃっていましたが、息子さんを亡くされた後、本当に精力的に被爆証言をされていらっしゃり、『鬼になる』という言葉はよくわ
かります。
  私自身、息子が大きな病気にかかった時に、お医者さんに「両親とも被爆二世で、この子の祖母は1km圏内で被爆しています。」と伝えましたら、『医学的にその影響は、考えられません。』と言われました。そう言われても、納得できない思いがありました。今でもあります。
 江種先生には、何度も中学校に来ていただいて、被爆証言を語っていただきました。
 生徒たちは、長い時間でも、集中してじっと耳を傾けています。
 先生の 話し方は、現在でも、教師のお手本になります。(高橋信雄先生もそうですが)江種先生のお話を聴いた皆さま、是非とも 生徒さんに 江種先生の思い、被爆者の方の思いをお伝えください。
 それは、広島大会のもう一つの意義であると思います。現在、フクシマを語り継ぐこと、そして、ヒロシマ・ナガサキを語り継ぐことは私たち教師の役目だと思っています。
 世界中のだれも、このような思いを二度とすることがないように。
 長くなってしまいましたが、未曽有の地獄の様から復興した広島には、たくさんのたくさんの無念と涙がその地中に埋まっています。
 どうぞ、よろしくお願いします。
2021.05.24 路上で出会うということ 内田樹(思想家)x 奥田知志(抱樸)
内田樹さんのtweetで知って、この対談を観た。414人参加。
「弱目的的な、ゆるい共同体」に複数所属するという在り方。私に当てはめると、新英研全国、新英研神奈川支部、こまどりの会と3つに所属。あるいはfacebookでつながる高校時代の同級生達。あるいはtwitterでつながる方々。ゆる~くつながって暮らしている。親戚のような、疑似家族のような感覚。
家族ではなくても、日々つながっている。こういうことなんかな?
路上で出会うということ 内田樹(思想家)x 奥田知志(抱樸)#ほうぼく
https://www.youtube.com/watch?v=6sALqzGfTAQ
以下はメモ。
「弱目的的な」がキーワード。
内田さん:合気道も「天下無敵になる」のが目標なので、日常はボーッとしていられる。
奥田さん:「神様はどうでもいい命をつくるほどお暇ではありません」と言ってから礼拝を始めている。全ての人と家族になる。今日何にするのっていうと目標が高いのでボーッとしていられる。
内田さん:若い人は早く夢を持てと言われる。職業・キャリアのように夢が矮小化されている。
夢って破天荒なもののはず。計画のことを夢と言い換えられている。
奥田さん:夢と使命の使い分け。夢は自分の延長線上。使命は自分の外から来る。その2つが必要。夢が自己実現で終わると呪いになってしまうこともある。夢と使命が混在するといいなあと思う。
使命には断念(=他者性)が含まれている。
奥田さん:路上で出会うということの意味。他領域に侵入しているような気持ち。路上で10年暮らしている人は「拾って食べるときに、食べ物を割って糸引いたら食べちゃだめね」と教えてくれたりする。
奥田さん:『呪いの時代』を読んで、書いてあった「写生的列挙」。山がある、木がありますのように書いていくと、奥深さがわかる。解釈しないで弱い自分を認める。路上では四の五の言わず、そのまま引き受ける。ひたすら聴いて記録する。それは祝福していたのだとわかった。
内田さん:名医と同じ。「足の指を骨折しました」と言うと、レントゲンで折れていない。実際は痛風! 愁訴を聴いて、非現実的な言葉を言わせている現実的な根拠を見つける。その人をして語らしめているのは何かを探り当てる。
鷲田清和さんが体調悪くなって、医者に行った。そのお医者さんが鷲田さんの奥さんに電話して「俺のところに来るのはよっぽど悪い」と。
内田さん:道場共同体を中間共同体として試みる。「家族みたいなもの」として。家族はもっとゆるくていいと思う。父は10人兄弟。お父さんと話すのは一ヶ月に1回程度。長男とは20歳離れていた。そのぐらいの距離感の方が上手くいくと思う。道場では部活動のようにスキーなどをしている。育児をみんなでしている。ベビー用品をぐるぐる回したり。ベビーシッターしたり。
墓も作った。その人のことを語り継ぐのが供養で大切。「この人は面白い人でね…」と。墓が出来て、みんなホッとしたようす。
奥田さん:亡くなった困窮者は一割しか家族の元に帰らない。抱樸で供養もしている。家族幻想(8050問題)。父親が5人いてもいいじゃないかと。ゆるい共同体(=弱目的的な)は、問題解決的な共同体(=強目的的な)と異なる。
空き家が800万戸。医療も同じで、民間にはある(が使えない状態になっている)。
内田さん:パブリックドメインをつくる。コモンズを囲い込み(エンクロージャー)したのが資本主義。私有していたものを公共財に戻す。公共財が豊かになると、暮らしが楽になる。
自尊感情を損なう生活保護は良くない。顔の見える共同体で豊かなコモンを作る。いくつかのコモンに入ると豊かになる。
奥田さん:「怖い町から希望の町に」という企画。北九州市は暴力団「工藤会」がいて、怖い町と思われていた。
行き場のないhomeを失った人がいられる場所として。
内田さん:私財を公共に供託していくことで、近代市民になる!
2020.05.19 2020年5月17日 東八幡キリスト教会 主日礼拝 ライブ 奥田知志牧師宣教「ユダよ、帰れ―ホームとは何か」マタイ27:1-10
 
5月17日NHKラジオ「宗教の時間」で奥田知志牧師のお話を伺ったので、ネット検索したらライブがあるとわかって礼拝ライブに初めて参加した。
●ルターの感想:
困っている人々がhome(帰る場所)を間違わないこと、そして全ての人にhomeを保障する社会が来ることを願います。ユダはhomeを間違ってしまった、それでもユダに救いはあったと信じるという奥田牧師の信仰。条件付けない救済。無条件の愛。それこそがキリスト教の本質であり、今日の説教の中に強く訴えられたことだと理解しました。私はユダが自死していたことを今日初めて知りました。そして奥田牧師の信仰をうかがったことでホッといたしました。
人が人を裁くことを禁じるキリスト教の視点は、現在の自己責任を突きつけてくる日本の政治、日本の心の在り方を善導する光になると思います。
●ルターのメモ(不正確なところもありますがご容赦ください):
2020年5月17日 東八幡キリスト教会 主日礼拝 ライブ 奥田知志牧師宣教「ユダよ、帰れ―ホームとは何か」マタイ27:1-10
https://www.youtube.com/c/hoshinoshita/live?fbclid=IwAR2DjTJiCEmh_dVyMnc_SFOiOzm-QJNlWXxn3UCq9zUHe_ecpylUlQsL4dU
今までhomeということばがこれだけ言われたのは初めてだと思う。皆さんがしていたのはstay houseではなくstay homeだったのか? houseも大事だがhomeも大事。homeがないと生きていけない。houseは全国に840万戸も空き家がある。houseはたくさんがあるがhomeがない。それを教えてくれたのは「野宿のおじさん」だった。30年前に中学生によるホームレス襲撃事件があった。中学生がブロックを投げつけてくる。「でも奥田さん、考えてみたら1時や2時に自転車に乗ってきてホームレスを襲撃する中学生にはhouseはあってもhomeがないのではないか」と。自分のことを心配し、愛してくれる人がいない。homelessは社会的な孤立と経済的な困窮。10万円給付金がある。住居確保給付金も大切だがhouselessの対策でしかない。あれから30年、路上生活の人は減ったが「homeless」は増えたのではないか。社会が路上に追いついてきた。路上の問題が今、露出している。(マザーテレサのことばの引用 聞き逃し…)。「皆さんがしているのはstay homeではなく、stay houseだったのではないでしょうか? 物理的にstay houseで済ましてきたのではないでしょうか?」
 イスカリオテのユダはどうなったのか? あらいささきさんがユダの本を出した。銀貨30枚でキリストを売る。ユダは裏切り者という印象。マタイ27:1を読むとそうでもないんですね。銀貨30枚を投げ出してユダは自殺してしまう。神を裏切った。死に匹敵する罪だった、罪としての罰だった…。そうではないのではないかと思う。ユダは自分は罪人だと懺悔している。弟子全員裏切っている。ペテロは3回イエスを知らないと裏切っている。ペテロはそのあと泣いただけでおしまい。ユダは懺悔を言った。イエスは罪人を救うために来たのではないか。神は、役所の窓口みたいに条件をつけてここまではダメですよというわけにはいかないですね。世の中に許されざる人がいるとしたら? キリストの救いは不完全になってしまう。全ての人が救われると言いつづけるしかない。できが良いか悪いかで判断するのか? クリスチャンにならないと救えないなんているケチな神様は要らない! 東八幡教会は乗り越えた。自殺は罪か? 自殺は罪に決まっている。すべての罪は許されているという前提のもとに「自殺も罪ですよ」と。社会全体が持っているゆがみそのもが罪ですよ。
 ユダはhomeを見失った。帰る場所を見失った。「あ~、やっちゃった」ということがある。自分を許してくれるところに帰りたい。でもユダは祭祀長や律法学者のところに帰って反省の弁を述べる。「それはわれわれの知ったことか。お前の問題だ(知ったことか、自分で始末しろ)」。今日では自己責任ということばで語られている。そういわれたら生きてはいけない。罪人である人間は神を裏切ることをしてしまう。ユダはhomeを間違った。「知ったことか、自分で始末しろ」という人の元に返ってしまった。皆さんはいざというときに帰れる場所を確保していますか? 迎え入れてくれる存在、それがhome。
 パウロはローマ人の手紙7章で嘆く。自分を憎むことをしてしまう。自分は悪を行っている。誰が救ってくれるのかという問いに対してキリストだと。
 義人はいない。善人を作るのが目的ではない。キリストのあがないを必要としている。
 ところでユダはどうなっちゃったの? ユダのようなことを繰り返さないようにしましょうも一つのメッセージかも知れないが、帰ることを見失った人はどうなるのか? テントの中で命を絶った人もいた。homeを見いだした人は天国に行く、そうでない人は救われない? 
信仰を持っていいたい。神は全知全能ではない。「お前の問題だ、知ったことか、自分で始末しろ」は神様は言いたいセリフだが、神様は言えない。神様は実に不自由な存在である。今から言うのは奥田による作り話(福音書)です。ユダはどうなったのか? 地獄に行くと思っている。ユダは黄泉に下りながら、イエスがビアドロローサ(悲しみの道)を十字架を背負って上がっていくのを見ている。ユダはごめんなさいという気持ちで見ている。全部俺のせいだ、イエス様ごめんなさい、泣くしかない。僕は地獄に行って当然だ。地獄の門が見えてくる。そのとき遙か彼方からイエスの声が聞こえてくる。「お前だけは許さん、化けてでる」ではなく、ルカ34:34「父よ彼らをお許しください、彼らは何をしているかをわかっていないのです」。ユダはなぜイエスのもとに帰らなかったのかと嘆き、泣き続けます。地獄の門で待っていたのは、血を流すキリスト。血だらけの手になってユダを抱き留めたのではないか。私はお前が受けるべき裁きは先に受けた。と言われて共に天に帰る。
この話はキリスト教出版社から断られてしまった。ユダが救われたら困ると。
鈴木れいこさんの一文の引用(丸木美術館 丸木としさんとホテルで同席したときの話。アウシュビッツのあと、地獄の絵を描きました。ヒトラーを描いた。戦争を止められなかった自分たちが悪いと、いりさんがトシさんを描き、としさんがいりさんを描きいれた。キリスト教は神様が地獄まで下ってくださったのですと話した。翌日、昨日の地獄の話をしてくれとトシさんに言われたというお話。)
私たちはユダよりマシかはわかりません。homeがないと生きていけない。帰る場所を間違うと死を選ぶこともある。私たちが生きつづけられるhomeが見いだせますように。





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Last updated  2021.12.14 00:13:56
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