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カテゴリ:母と電話で歌うシリーズ
母と電話で歌うシリーズ。 今日は「あめあめ ふれふれ かあさんと蛇の目でおむかい うれしいな」と1番を歌って、2~4番まで説明。 その後、傘を持って迎えに行く話を展開した。 1)「あめふり」 北原白秋作詞、中山晋平作曲。 1925年(大正14)に雑誌『コドモノクニ』11月号発表。 情景としては… 主人公は小学生の男の子。 お母さんが僕の傘を持って小学校までお迎えに来てくれた。 嬉しい気持ちで、カバンを背負って母さんの後についていく。 柳の根方(ねかた)で、ずぶ濡れになって泣いている男の子を発見。 かあさんに「ぼくのを かしましょか」と許可を得て、 「きみきみ このかさ さしたまえ」と声掛け、 「ぼくなら いいんだ かあさんの おおきな じゃのめに はいってく」と説明。 北原白秋さんの描写力が光っています。 「ぼくなら いいんだ」のくだりが上手い! 相手の男の子から「そうしたら君が濡れてしまうよ」というセリフが抜けていると想像できますね。 参考:https://www.worldfolksong.com/songbook/japan/amefuri.htm ずぶ濡れになって泣いている子は「男の子」の挿絵になっています。 2)ルターの雨の日の思い出 歌った後、「『あめふり』の歌みたいに、こういう親切をしたいね!」と母さんに言って、以下の思い出話をしました。大学生ぐらいの頃、集中豪雨でまったく止みそうになく、とても歩いて帰れないという状況で20分くらい呆然として駅の外に立っていたら、車に乗った人が車を停めて私にビニール傘をくれたのです。 感謝しております! ありがとうございました。 今も信じられないですね! あのような親切な方がいるなんて。 ルターもそういう人になりたいです! 3)傘を持って駅まで迎えに行く話 ビニール傘や折りたたみ傘が普及したので、駅まで傘を持って迎えに行って待っているという情緒はなくなってしまいました。(駅前のロータリーで車で迎えに来る方は今もいますけれど…) 母の実家は下北沢。母が子ども・学生の頃(1940~50年代)は折りたたみ傘もビニール傘もありませんから夕立があれば傘を持って駅まで家人が迎えに行きます。当時、母も姉(私の伯母)を迎えに行きましたが、母は駅から知り合い(おそらく伯父の男友達)が先に出てくると話が弾んで、姉を迎えに行ったのに一緒に帰ってしまったというのです! どういうこと? この話は私が子どもだった頃に聞かされたものですが、今日も再確認しました。その通りだと。可哀想な伯母…。そんな母さんです…(いったいどんな母さんなんや!) 4)今日の感想 ルターが心がけているのは母さんと話すときは母さん自身の思い出話(子どもの頃に聞いた話)をよく引き合いに出すこと。そして母さんにそのことについて思い出してもらって話してもらうこと。ゆえに、兄姉ではなく、母さんとたくさん話していてエピソードを覚えている私が毎日電話をする役目がふさわしいのです。 また、母さんにたくさん歌を歌ってもらった私がお返しに歌を歌うのが親孝行だと思っております。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.06.22 15:15:31
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