『わが母の記』
試写会で『わが母の記』を見てきました。↓↓↓↓↓『わが母の記』公式サイトなかなかいい映画でした。映画を見て、自分の母のこと、家族のこと、ちょっと、しみじみしちゃったり。でも、テーマとしては重くなりそうな話ですが、樹木希林さん、役所広司さんの軽妙な演技のおかげで、暗くならず軽快な感じで、楽しんで見ることができます。実際、会場では何回も笑いが起きていました。ただ、その分「現実はそんなに綺麗ごとじゃないよな」とも思いました。子供たちの顔が分らなくなるとか、同じ話を繰り返すくらいなら、笑うこともできるけど、実際には、下の世話や失禁した場合の後始末など、笑えないよなぁ。役所広司さん演じる長男は、一緒に暮らしてないから、感傷的になってられるけど、多分一番大変だったのは、一緒に暮らしていた妹夫婦で、その「現実」は「感傷」どころじゃなかっただろうなぁ。ま、そんなこと、いろいろ考えさせてくれたところも含めて、いい映画だったと思います。原作は井上靖さんの小説。↓↓↓↓↓老いた母を描く三部作の一篇なんですね。