心熱く頭冷ややかに…

こんなに事件のあった週も珍しい。

“鍵が開かない”の相

・月曜…一人暮らしのＳ子さんが、デイサービスのお迎えに鍵をかけたまま出てこない～と言われ、showerが建て付けの悪くなった裏口の木戸をこじ開けて侵入。
Ｓ子さんは元気で朝ご飯食べていた。
曜日を勘違いしていただけだったが、耳が遠いので外でいくら呼んでも気づかなかったらしい。

・水曜…要介護４で自力では這うこともできないＹ江さんの家。
息子さんがうっかり鍵をかけて遠方へ出かけてしまい、やっぱりデイサービスの迎えが入れず。
息子さんが携帯で「小柄なshowerさんなら入れそうだから、お風呂の小窓から入って下さい。」と言う。
しかたなく、家の外壁をよじのぼり高めの窓から入った。
私は泥棒か～

・木曜…持病が悪化すると意識混濁になるＫさん。
そろそろ危ないと思っていたら、案の定、安否確認のヘルパーから「鍵かかってますが、中からうめき声聞こえます。」とのことで、ヘルパーと一緒に雨戸を外して助け出した。
主治医の病院に電話すると、毎回のことだから救急車じゃない方法で連れてくるようにと言う。
そんな無茶な！

“逆戻りの相”

・骨折後、入院＆リハビリ入所で１年ぶりに帰宅したＡ子さん。
何回も退所カンファレンスをし、ベッドや車椅子を揃え、デイサービスやヘルパーも予約して帰宅。
家で寝ていただけなのに、３日後に腰の激痛で再入院。
昨晩、残業してムンテラに同席したのだが～
主治医の話は～
「検査の結果、胸椎圧迫骨折。
もう３回目だから在宅は無理、ケアマネさん、施設を探して。」って。
骨粗鬆症なので、車椅子やＰトイレに移乗した衝撃だけで骨折したらしい。
ああ、まだ何もマネジメントしていないのに～

“大騒動の相”

・子供のいない高齢認定者二人暮らしのＣ夫婦。
今までも泥棒に入られて明け方警察の現場検証に立ち会ったり、日曜に救急車に付き添ったり、いつもいつも事件があるのだが～
今朝、ヘルパーからＳＯＳ。
今回は、妻のＴ子さんが湯たんぽ替わりに布団に入れていた猫が～
何と昨夜お産したのだ～！
その始末で、今日はヘルパーステーションが大騒動になった。
Ｔ子さんの汚れた布団を洗って、大型コインランドリーで乾燥して、乾ききらないものを干したり～
ヘルパー主任から「これは介護保険で付けていいでしょうか？」と訊かれ、絶句。
無理だ。
ペットの汚した後始末なんて、貧乏保険者に認められる訳がない。
何とかインフォーマルサービスに当てはめなくては～

つづく…