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司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継

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萩2696

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2013.03.01
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カテゴリ:過払請求
   ある地方都市の裁判所。

  CFJとの過払い本人訴訟に付き添う。Sさんはアイク、ディック時代からの取引。

 Sさんに限らず、地方には古くからこれらの会社と取引していた人が多い。

 昔は町にアイク、ディック、それにユニマットの看板が溢れていたようだ。

 

 開廷した。Sさんは満額返還希望、そのことを準備書面で代弁していたので、

 裁判官は淡々と訴訟を進めていく。

 ところが、「和解の話をしたいんですが?」CFJが突然言い出した。

 傍聴席には私以外誰もいない。他の事件の審理もないようだ。

 裁判官はSさんの確認を取って「どうぞ」の一言。

 

 その場で和解の話し合いが始まった。

 CFJ 「お聞きしますが、原告(Sさん)の希望は?」

 Sさん 「全部返して欲しいです」

 

 これには、CFJも唖然とした様子、裁判官も苦笑いして

 「和解はお互いに譲歩することですよ?」とAさんを諭す。

 

 Sさんは負けてはいない、CFJに向かって

 「逆にお聞きしますが、どの位なら返してくれるんですか?」

 

 CFJが口を開いた。

 「率直に言います、元金の8割でお願いします、皆さんにそうさせていただいております」

 

 話にならない、請求額の半分程度だ。Sさんも呆れている。

 裁判官も和解は無理だと判断。

 「被告は主張があるようですので、もう1回だけ期日を入れます」と閉廷になる。

 

 本件は分断もなく何の争いのない案件。「払い過ぎたお金は全額返してくれ」と言うだけ

 のこと。和解をする必要は一切ない。

 

 CFJは判決が下りると返済も早い。Sさんに満額のお金が戻る日も近づいてきた。

頑張れSさん! 当事務所も今まで通り援助を惜しみません。

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Last updated  2013.03.03 16:49:59
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