叔母としりとり
母の妹である叔母と法事で出かけた際、お寺迄の往復はタクシーだったんですけど、お天気も良かったのでお寺からは少し散歩することにしてしりとりをしながら歩きました。叔母は80代過ぎて物忘れが出てきているので、少しでも良い刺激があればいいかと気が付いた事をサポートをしています。それでしりとりをしよう、と話しかけました。叔母は、私が叔母の状態を心配してしりとりをしようと持ちかけたのはわかっていて、そんなに世話をやいてもらうほど落ちぶれちゃいないという気は多々あるのですが、まあ、姪の相手をしてあげようと思ったのでしょう、私が「しりとり、り」と言うと「りんご」と答えてくれました。このあと「ごりら」「らっぱ」「ぱいなっぷる」と定番のやりとりが続きました。「りんご」と答えて「ごりら」だったら次は「らっぱ」がお約束だよね、みたいな、そのやりとりも遊びみたいな。そして「ぱいなっぷる」の後に「るびー」が来てからはそれぞれ思いついた言葉を返していたんですけど、叔母はぱっと単語が思いつかなくてももともとの頭の回転の速さが出る返しで「せ、せいけいげか」「ね、ねるまえにいちじょう」とか「れ、れんこん・・のはな」とかお互い大笑いしながら歩きました。「れんこんのはな」は「なすのはな」「なしのはな」「なのはな」「なっぱのはな」「なんてんのはな」と「な」のはな地獄に突入かと思いきや「なんでもあり」と返されて脱出でき、気が合うやり取りって楽しいなと思いがけずに良い一日でした。本当はこの日、雨の中をお寺迄遠出しなくちゃいけないし、ちょっと寒いし、大変だなって思っていたのに、その時だけすっきり晴れて、気持ち良い散歩ができ、叔母の姉である母が、ご苦労様ってにこにこしながら見守ってくれたのかなと思いました。叔母は義兄の父とも仲が良かったので父も笑って見守っていたのだと思います。画像をクリックすると詳細が見られます。