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青空と木洩れ日

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2024.04.14
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カテゴリ:住まい&ガーデン
先日、お供えのお花をと、
花屋さんに立ち寄りました。

ここ7年は、お花屋さんで選ぶのは
お供えのお花ばかりになっていましたが、
最近は楽しい日のためにお花を選ぼうと
思えるようにもなってきて、
お花屋さんの色とりどりのお花にも
目が行くようになりました。

今回選ぶのはお供えのお花ですけど
春らしいカラフルな色合いの
綺麗なお花でもいいかな、と
ブーケなどをざっと見ました。

するとそこに、普段はみかけない、
とても豪華な和菊が、花びらを守るための
保存ネットを被って玉葱のような形でありました。

実際はどういう花なのか見せる為に
ネットをとったのもいくつかあり、
それはそれは大輪の
外側が金茶のような黄色で内側がオレンジ色の
まるで千代紙や浮世絵に描かれているような
驚くような古典菊です。

私の好みの花とは全然違うんですが、
とても綺麗な珍しい菊なので
せっかくの機会だからお供えすることにしました。

今飾って、名前を調べると、
江戸時代、長野市の大豆島(まめじま)という地域
(島ではなく2つの川に面している地区)に
とても信心深い人がいて、
善光寺に見事な菊を奉納したそうです。

参勤交代の折に善光寺に立ち寄った金沢の殿様が
この菊に目をとめて、菊の名前を聞いたところ
名前がわからなかったので、
その場で巴錦と名付け、小布施のあたりでは
殿様菊と呼ばれるようになったそうです。

130年前に葛飾北斎も描いていた菊だそうで
私はその浮世絵は見たことがありませんが、
浮世絵や千代紙に描かれていそうな気がしたのは、
人気で他の絵師も描いていたからなのかもしれません。

北斎は江戸の絵師なので江戸や他の地域でもこの菊が
珍重されていたのかもしれませんし、
長野原産というわけではないかもしれませんが、
大豆島や小布施一帯では、巴錦の産地として
栽培に力をいれているようです。

因みに巴というのは水の渦巻きや雲紋や雷紋の変化型で
でんでん太鼓などに描かれている馴染みの深い模様を
巴紋と言うそうです。

確かに殿様菊という名前がぴったりの菊ですし、
優美なものに慣れ親しんでいる
金沢の殿様でさえも名を聞きたくなるほどの菊です。

ネットをとると、ふわっと4分咲き位まで
花が広がりました。
今は5分咲き位ですが、
まだ、外側の黄金色のほうが多く見えます。
開くにつれ表情がどんどん変わってくるのでせう。

そんなわけで特別なお花を
お供えできたわけですが、
大輪だし、色合いも特色がありすぎて
ささやかなお供えの場になじまずに
異彩を放っております。

でも父は興味深く見てくれていると思いますし、
母も、大きいねえ~、豪華すぎるくらいだねえ、
あんまり無理しなくて良いんだよ、って
半場呆れながら、にこにこ見てくれているでしょう。

たまには変わったお供えが出来て良かったです。







画像をクリックすると詳細が見られます。





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Last updated  2024.04.15 00:48:21
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