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テーマ:ニュース(100153)
カテゴリ:science
たばこを吸った経験が無く、豆腐や納豆など大豆製品を多く食べる男性は、あまり食べない男性に比べ、肺がんになるリスクが低くなる可能性があることが厚生労働省研究班の大規模調査で指摘されました。大豆に多く含まれる「イソフラボン」が関係しているようです。
研究班は、45~74歳の男女計約7万6千人を最長11年間追跡したもので、一日に食べる大豆製品の量により四つの集団に分け肺がんの発症率を比較しました。 その結果、たばこを一度も吸ったことがない男性に限って比べると、大豆製品を一番よく食べる集団(豆腐約200g or 納豆2パック弱相当)は、最も少ない集団(約40g)より肺がんになるリスクが57%低かったそうです。 喫煙しているか、過去にたばこをやめた男性では、大豆製品の消費量による差はなかく、女性も大豆製品を食べる人の方が肺がんリスクは低い傾向が出たが、統計的に有意な差は出なかったそうです。 ちなみに、この記事、珍しく「有意」という言葉が使われています。なかなか、報道では使われませんが、科学的に内容を伝えようと思えば、不可欠な言葉だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.02.06 05:44:24
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