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2009.08.31
カテゴリ：テレビ・映画・本
映画を見ました といっても 最近の「アマルフィ」でもなく「20世紀少年」でもなく かれこれ 20年ほど前に制作された「キャバレー」という映画の話です
暇つぶしに 無料映画ＧｙａＯでも見ようかと 一覧をチェックしていたら なつかしい「キャバレー」を 見つけた という次第です 外国映画のミュージカルでなく 角川制作の 和製ハードボイルド の方であります 原作者は栗本薫さんで お亡くなりになったそうであります といっっても 原作は読んでいません とにかく 懐かしかったので 花ちゃんとの散歩時間は別にして 一気に見ました 私めは 晩年のビリーホリデイが作詞して マル・ウオルドロンが曲をつけた 「レフトアローン」という曲が 大好きなのであります その「レフトアローン」を うまくストーリーに取り入れ マル・ウオルドロンのオリジナル マリーンの歌入り など いろんなアレンジの「レフトアローン」をお手軽すぎるくらい 聞かせてくれて 映画の中身はともかく 若き日の私には すごく お値打ち品 映画だったのであります サウンドトラックのカセットテープを 車の中で テープが伸びるくらい 聞いたものでありました この曲は ビリーホリデイの死後 彼女が受け持っていたパートを ジャッキー・マクリーンのアルトサックスが受け持ちました ピアノとサックスのセッションが 哀愁を漂わせて 彼女の追悼曲という趣があって 彼女が経てきた 差別まみれの人生を思い浮かべ 人の世の 悲しみと苦しみを 想像させてくれます 残念なことに 晩年のホリデイが歌ったという この曲の音源はなく 一部マニアが どこかにあるのではないかと 未だに探しているそうでありますが 私も いつかどこかの倉庫の片隅から モノラル円盤に録音されたビリーの歌が 発見されるのではないかと 密かに 期待しています 映画の話に戻りますが エンドクレジットに 北方謙三氏の名前を発見 ハードボイルド作家つながりの ゲスト出演なのでしょうが どの画面か 見落としてわかりませんでした おまけに ネットで調べたら 本では キャバレーの2部が出版されたと ありました 私は 最近 ハードボイルドを読んでないので 全然 そっちの情報に疎いのですが ということは あの代貸の滝川が 生きていたというのか？ 映画じゃもちろん レフトアローン なのですが 映画の「キャバレー」と 栗本薫氏が書いた「キャバレー」では かなり 世界が違うのでしょうか？ 栗本氏の「キャバレー」を読んだら ジャッキー・マクリーンのもの悲しいアルトサックスが 聞こえてくるのでしょうか？ 生きながらえて老いたヤクザの滝川と主人公が出会う2部では 「レフトアローン」とは違う曲が 物語を飾るのでしょうか 長くこの曲を弾いたり聴いたりする人生は 苦痛でありましょう 出演者が みんな若く 懐かしい映画でありました
自分が死んだら この「レフトアローン」をかけてもらって 葬儀の代わりにして貰おうか と思っているのですが いくら遺言に残しても そんなわけにいかない と 子供たちに一蹴されるのが 関の山でしょうね お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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