書籍 「VFなしでできる! 摂食・嚥下障害のフィジカルアセスメント」大宿茂 監修・執筆
内容がわかりやすく、特に新人STにお勧めです。
特徴は、
◆データに基づいた記載もありますが、筆者の臨床経験からのような記載もあり、役立ちます。
◆臨床の摂食嚥下評価・訓練で必要な項目が広い範囲で網羅されていると思います。
姿勢、誤嚥、情報収集を含めた初期評価の方法、嚥下病態別の具体的なリハビリ方法、栄養評価などなど。
◆細か過ぎず、臨床で必要な知識が、丁度いいレベルで記載されていると思います。
新人でないSTの方にはもしかして物足りないかもしれませんが、私は今までの知識の総ざらえと、新たな発見もあったので、良かったです。
「第3章 体位と喉頭挙上障害」では、嚥下補助パッド(LEAP)が紹介されています。
「第7章 原因疾患別対応」では、脳血管障害、パーキンソン病などの嚥下障害の特徴や対応について、端的に記載されています。
DVDでは、VF(頸部聴診含む)や訓練方法の映像が掲載されています。
VFなしでできる!摂食・嚥下障害のフィジカルアセスメント [ 大宿茂 ]