太極拳 防御の極意
相手の連続攻撃をさばくには、ところどころさわらなければいい。もちろん、防御の形はとります。しかし、形だけで相手にさわっていない。そうすると、段々相手が遅くなってきます。そこを崩すのです。相手の攻撃をまともにガシガシ受けていると、段々相手の勢いが増してきます。手がつけられなくなって、ついにはやられてしまいます。相手の攻撃を受けるときに、息を吐きながら、あるいは息を止めながら受けると、これも相手の攻撃を強めてしまいます。相手の攻撃を受けるときは、息を吸います。息を吸いながら受けると自分の余計な力も抜けて、相手の力も弱くなります。ところどころさわらないということ、息を吸いながら受けるということ。これが太極拳の防御の極意です。今週金曜日7月2日、UXテレビAM11時25分から「キンコンカン」というテレビ番組に出演します。よかったら、ご覧ください。