この年齢になると、周りにも乳がんの人がけっこう居ます。
友達は、温存手術して10年目のサバイバーさん。
もう一人友達は、15年前に温存手術したのが10年前に再発して全摘しましたが今は元気。
叔母は4年程前に全摘手術したものの、去年亡くなりました(85歳でした)。
従姉(亡くなった叔母の娘)も、叔母と同じ時期に全摘手術して、こちらは今は元気に暮らしています。
でも、その人たちは、皆、浸潤ガン。
わたしは、DCISで非浸潤ガン。
しかも、手術しないと分からないけど、たぶんまだLow grade DCIS(低度異型の非浸潤性乳管癌)。
だから、なんだか、人に聞かれると、はっきりと、「ガンなんです」って言うのがためらわれちゃう。
なので「一応乳ガンみたいです。でも、浸潤ガンなので、転移したり死んだりすることは今のところはないみたいです。」と薄笑いなんかしちゃって答えています。
姉にも「ranranちゃんって、ガン患者って言うの?」って聞かれて、「え~。う~。一応ガンはあるみたいだけど、非浸潤ガンだから…。違うんかな…。」と。
今度手術すること自体も、仕事で影響のある人とほんの少しの友人と家族にしか言ってないんですけど、その人たちも、「ん~?で、それはガンなの?ガンじゃないの?」って言う反応が多いです。
「ガンじゃないです。」って言うのもなんだし(笑)、結局聞かれたら、「一応乳ガンです。でも、死なないみたいです」って言ってます。
なんだろう。
私も私なりにけっこう深刻な問題と感じています。
もしかして一回で取り切れなかったら?
取った細胞のはじっこがクリーンじゃないと広がってる証拠になってさらにもう一度手術か全摘の場合もあるし…。
手術して、すごく小さかったら、放射線の治療はあるのかな?ないのかな?
とか、毎日頭の中をぐるぐるしています。
だけど、人に言う時には、なんだかわからないけど「浸潤ガンじゃないのに、自分をガンって言うのは浸潤ガンの人からは良い気がしないんじゃないか」って思ってしまいます。
なので、自分からは、人に言い触れ回ったりしないし、聞かれたら応えるけど、そういうときは、やっぱり「一応、ガンです。」って言うことになっています。
乳がんの中でも、非浸潤ガンは少数派で、1~2割しか居ないそうです。
なので、まだ同じ病気の人に会ったことが無いんです。
まわりには、ADHのボーダーラインの人も実は居ないんです。
一度、同じような人とお話してみたい気がします。
いろいろ思うことはありますが、気持ち的に「一応」がついているので、周りの人には言うことが出来ません。
なので、ここでいろいろ吐き出していきます~。
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