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磯トンボ

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2010年04月15日
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カテゴリ:ふと見かけたもの
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『七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞあやしき』
                      = 後拾遺和歌集 兼明親王 =




山吹には、大きめの花弁が5枚の一重(写真)のものと
巻頭の古歌で謳われた、花弁が八重のものがあり、
前者は秋に実をつけ、後者は実をつけない。

海浜地区で見かける山吹は殆どが八重で、
先日、浄光院(中山法華経寺の隣り)
の付近で見たのは、珍しく一重でした。

野に咲く花々は和歌・短歌等に謳われるが
中でもこの山吹も比較的 多いと聞いてる。
とは言え、自分が知っているものは…
巻頭に挙げた 『七重八重…なきぞあやしき』 だけ。

学生時代から古典・和歌のたぐいは、
大の苦手…(テストは赤点 境界線を綱渡り)

湯浅常山(戦国武将)が書いた「常山紀談」
その中で紹介された太田道灌の「山吹の里」
の言い伝えは、あまりにも有名な逸話ですから、
脳細胞が消滅しつつあるとは言え、覚えてました。



【「常山紀談」 書:湯浅常山】
室町時代、川越領主の太田道灌の里(現在の埼玉県越生町辺り)
にいる父を訪ねた折の話。




















鷹狩りに出掛けた道灌が、

ひどい雨に降られてしまい、

蓑(みの)でも借りられまいかと、

近くの農家に立ち寄ったが

農家は見るからに貧しく、

蓑ひとつすらなさそうな あり様だった。




すると思いもよらず

年端もいかぬ 一人の少女が出て来て

黙って「山吹の花」を差し出した。




花の意味がわからぬ道灌は

「花が欲しいのではない」と怒り、

雨の中を濡れて帰り、

その話を家臣にしたところ

少女の意が、山吹の花にちなんだ古歌



『七重八重  花は咲けども山吹の

実(蓑)のひとつだに  なきぞ悲しき』



にあったことを教えられる。



道灌は、少女の機知に

いたく感心するとともに

自分の教養の無さを恥じ、

その後 大いに学問に励み

文武両道を備えた名君

と、言われるようになったと言う。




いつしか人は、その少女が暮らす里を

「山吹の里」

と呼ぶようになったそうな。。。



またいつの日か、山吹の花を見かけた時
覚えているだろうか…兼明親王の古歌




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最終更新日  2010年04月15日 08時46分26秒
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