真実はたくさんあります、事実はひとつしかありません
うちの両親は嘘が上手で、8時を過ぎたらテレビには国営放送しか入らないんだよ、うちは貧乏だからそういう機種しか買えないんだよって言ってました。サンタさんと同じノリで、半信半疑で、中学生まで信じてました。というわけで、私はいまだにテレビを見る習慣がありません。いまは新聞とってないので、ネットがなければニュースが何もわからないという。それでいいのか我が親の教育方針。ネットだと自分でニュースを探してみる形になるので、テレビみたいに目に耳に飛び込んでくるものはなく、結局、かたよった情報しか入ってこない気がします。意識的にテレビつけてニュースみるときもあるんですけど、やっぱりうるさいなあ、興味ないなあって消しちゃう。協調性ないんだと思うんですよ。テレビのテンポに合わせられない。世間のことをあまり知らない不思議ちゃんと呼ばれて、ちょっと落ち込む時もあります。つらいニュースが多くて、クリックする勇気が持てません。知ること知らないこと知らなくてもいいことなぜ報道があるんだろう人がつらいってことを報道してそれに意味があるんだろうか。事件が起こる前に事件が起こるであろうことを知っていたなら梢を揺らすことで未来を変えることもできたかもしれない。起こってしまったことをほじくって、何を変えるというのだろう。誰かのせいにして、何かに怒っている。事実よ胸に届け、温もりはあるはず。その温もりを、温もりを。