路傍の花
路傍の花前報で書いたように頚椎からの痛みで肩が痛く歩くと疼く首を真っ直ぐにして歩けないので下を向いての老爺のろのろ歩きだそうすると普段見過ごしていた路傍や垣根の草花が目に入ったそこで都会の道路にどっこい生きて花を付けている草の写真を撮ったここ数年間に広まった帰化花の「ながみひなげし」高速道路に続く幹線道路の植栽帯に凄くはびこっている。けしを小型化したもので閉花後のけし坊主もけしによく似ている。中にはゴマの半分以下の黒い光沢のある種がぎっしり種子は自動車が運んでいるそうで近年爆発的に広がっている右の写真は並木のプラタナスの幹と「ながみひなげし」、ながみは長い身らしい、柄が長いからだろう先日宝塚歌劇学校の入学式が放映されていたが、あの宝ジェンヌのはかまの色がスミレ色原種の単色ものから雑草化したものでも多色種もよく見かける上右は立浪草、北斎の浮世絵に見るような豪快ではないがたしかに打ち続ける海の白波を連想させる花ではある上左の黄花の名は不明であるが本(草)体はぺんぺん草に似ていた右は言わずと知れたホウコ草(母子草)。これも種類が多く、私は始めてエーデルワイスを見たとき、なんだ白いホウコ草じゃないかと思ったことを思い出す左は白花カタバミ。カタバミは英語でoxalis あの強い酸味はシュウ酸(oxalic acid)でほうれん草にも多く含まれ、尿管結石症の私には禁物自分の作った結石(シュウ酸カルシウム)は保存しているが棘がいっぱいありこれが尿管を刺して痛いことこの上も無い右のドクダミ似た花は何だったか、数ミリの小さな小さな草花であった左は勿忘草(forget-me-not)に似ているが2,3ミリの小さな花でやはりペンペン草(なずな)の一種。右はいわずと知れた姫踊子草よく似た花に「仏の座」があるが今日は見かけなかったまた大抵同じ場所で見られる「おおいぬのふぐリ」もこの日は無かったあんなに可憐で美しい花に(大犬のふぐリ(睾丸)」は無いと思うのだが花の名前には時々想像だに出来ないものがあるカラスノエンドウはいつ見てもきれい、漢字で書くと「烏野エンドウ」らしいこれを小型化したスズメノエンドウと言うのもある。右はハルジオンかヒメジオンか区別が付かないが今は春なので前者にしておこう 昨日前方を正視できず下向きかげんに約一時間、近所の都内幹線道路を散歩したとき目にした雑草の花を記録した