一昨日の最後に書いた予感は的中し、雑木林と大きな工場だか倉庫だかが並ぶ道に出ました。
旭ヶ丘線50号鉄塔はその道路の少し手前、トラックの駐車場の奥に見えていました。
ここも近づけそうな道が分からなかったので塔頂の番号も見えたしOKってことにしました。
あとで地図を調べたら鉄塔の脇に到達できる細い道があるようです。
Googleのストリートビューでも確認しましたが、このときは時間切れが迫っていて余裕がありませんでした。
焦るとろくなことがないですね。
次の旭ヶ丘線51号鉄塔も雑木林の中です。
近づけそうな道の入り口には「警察犬訓練所入り口」の看板があります。
ここに進入するのはさすがに憚られたのでここも遠くから番号の確認にとどめました。
たまに見かけるんですが、塔頂の番号札の上にある「+」マークは何でしょう?
この先、送電線は雑木林の上を越えていきます。
記憶によるとこの林を迂回するのは結構な遠回りのはず・・
雑木林の中にまっすぐ伸びる細い土道があるけど・・これで林を突っ切れるだろうと突入しました。
しかし車1台分の幅の道は突き当たりになり、藪の中に細い踏み跡みたいな道がありました。
もう戻るわけにも行かないので自転車を無理矢理押しつつ藪っこきをしてどうにか反対側に脱出できました。
やれやれ・・
林を出たすぐのところに旭ヶ丘線52号鉄塔がありました。
残念ながらここも接近できず、墓地の入り口から撮らせてもらって先を急ぎます。
次の鉄塔は忘れもしない大鉄塔!
ゴールはもう目と鼻の先です。
旭ヶ丘線53号鉄塔相当の新座線9号鉄塔です。
たくさんの送電線が複雑に絡み合ってどこがどこに繋がっているのかよく分かりません。
この鉄塔には5方向に送電線が伸びています。
鉄塔足もとの間に小さく見えるのが上の52号鉄塔、左から来て右下に伸びるのが狭山線。
一番上を左右に横切るのが新座線の送電線といった具合です。
われらが旭ヶ丘線は奥から手前に伸びています。
この鉄塔は狭山線68基を踏破した2009年3月以来です。
そしてついにこの日の終着点に到達しました。
この中に旭ヶ丘線の最終鉄塔があります。
「開閉所」というのは電圧を変える変電設備がなくて、大きなスイッチがあるところです。
ゆえにここにきている送電線はすべて同じ15万4千ボルトです。
そしてこれが旭ヶ丘線54号鉄塔、終点です。
めでたし、めでたし。
あとはひたすら自転車NAVITIMEに誘導されつつスタート地点の智光山公園に引き返しました。
それにしてもしばらく自転車をサボっていたつけは大きく、帰路がえらく長く感じました・・筋肉痛が・・
最後なので長々と書きなぐってしまいました。
今日は別の送電線を追いかけてきたので写真の整理ができたら載せることにします。
2011年12月23日
(完)
[補足]
旭ヶ丘線は埼玉県日高市の中東京変電所と川越市の武蔵赤坂開閉所を結ぶ、東京電力の15万4千ボルトの送電線です。
今回はほぼ中間地点の狭山市柏原付近から南に向かいました。