バンコク竹亭日記

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http://www.nationmultimedia.com/politics/Exiled-Pheu-Thai-leader-sets-up-free-Thai-organisa-30236968.html
5月22日のクーデター以来、鳴りを潜めていたタクシン派ですが、昨日大きな動きがありました。

Nation紙の報道によると、元プゥアタイ党首のジャルポン氏が反軍政亡命地下組織「人権と民主主義のための自由タイ」を発足したと声明したビデオがYou tubeに投稿されました。

ジャルポン氏は、クーデター後の軍の出頭命令を拒否して現在も逃亡を続けています。
ビデオが撮影された場所も不明ですが、タクシン氏と関係の深いカンボジアではと噂されています。

声明の中でジャルポン氏は軍当局を、法律を破り民主主義の原則をねじ曲げ、人民の権利、自由、尊厳を破壊したと非難するとともに、民主主義の回復のために軍当局のあらゆる活動に反抗すると述べています。

なお、声名が昨日発表された理由は1932年の6月24日が、それまでの絶対王政から民主主義に初めて移行した記念日だからとのことです。

この声明に対する軍当局の反応は報道されていませんが、午前中は閲覧できたこのビデオはいつの間にか見ることができなくなっています。
また、プァアタイ党のチャワリット副事務局長は党は「自由タイ」とは一切関係ないとコメントしているそうです。

タクシン派のこういう動きはあらかじめ予想されていたことで軍当局もしっかり対策は立ててあると思いますが、タクシン派と反タクシン派を巡るタイの亀裂は相変わらず深くて大きいのだなと残念に思いました。

この分では、軍当局もまだしばらくは手綱を緩めることはできないのでは。

しかし、日本の方には想像しにくいと思いますが、バンコクは全く平静でいつも通りの毎日です。
兵士を見かけることも滅多にありません。

ご旅行のご予定の方は、どうぞ安心してお越しください。
夜間外出禁止令も解除されているので、夜遊びも深夜未明のワールドカップの試合観戦も問題ありません。

ところで、今夜午前3時(タイ時間)からのコロンビア戦。
日本代表に奇跡が起きて決勝トーナメントに進出する予感がします。＾＾
(当たるといいな)


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