女子バレーボールワールドグランプリ:2
それにしても今回の全日本女子バレーボールチームは、けっこう顔ぶれを変えましたね。なかでも私が注目してしまったのは、今回3年ぶりとかで全日本に復帰した栗原めぐみ選手。3年ほど前のアテネオリンピックごろまでの栗原選手とは、何だか雰囲気まで違うように感じます。以前はどこかおどおどしているようなところがあって、頼りなげな雰囲気がありましたが、今は、どうどうとしていて、そしてどこかクールな感じがします。栗原選手が打ったアタックがきまっても、どこか「決まって当然」というような顔。そして対オランダ戦ででしたでしょうか、第1セットをオランダに取られ、第2セットもオランダにセットポイントを握られた、という場面で、アウトラインぎりぎりに落ちるきわどいサーブを打って、オランダのセットポイントを逃れ、第2セットをもぎとりました。あの崖っぷちの重大な場面で、よくああいう際どい大胆なサーブが打てるものだと感嘆しました。栗原選手は、全日本を離れていたあいだは、故障に泣いたり、所属チームの移籍問題がこじれたり、または腰痛がひどくなって、そのためでしょうか、移動に車椅子を使わなければならないほどになっている光景を、テレビでも放送していました。さまざまな試練と戦い、以前より心身ともに強くなって全日本に復帰を果たしたようです。栗原選手のこれからの活躍に期待したいです。そして全日本男子バレーボールチームも、奮起して、奇跡のように北京オリンピック出場権を獲得して欲しいものです。そのためには、以前にも記事にしましたが、「奥の手」としてセッター朝長選手のツーアタックを・・・・・、と思っているのですが・・・・・。