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2010.07.16
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カテゴリ:政治ネタ

この数日、口蹄疫を巡って、いろいろな動きがありました。 

農水相が殺処分の代執行検討 宮崎県が応じない場合 口蹄疫
7月13日19時13分配信 産経新聞

 宮崎県の口蹄(こうてい)疫問題で、
県が特例で救済を求めている民間の種牛6頭について、
東国原英夫知事は13日、東京・霞が関の農林水産省で山田正彦農水相と会談し、
6頭の救済を改めて要請した。農水相は殺処分が必要との姿勢を崩さなかった。
農水相は会談後、14日にも6頭を殺処分するよう、
地方自治法に基づく是正指示を出すことを明らかにし、
応じない場合は、国が代わって殺処分する「代執行」の手続きに入ることを表明した。

 総務省によると、国による都道府県の行政行為の代執行は「前例がない」という。
代執行には裁判が必要で問題が長期化すれば、県の復興にも影響を与えそうだ。

 農水相は会談後の会見で「非常に多くの犠牲を払っており、例外を認めるわけにはいかない。
今後、より強いウイルスが来るかもしれず、国家的危機管理ができなくなる」
と述べた。

 一方、東国原知事も農水省で会見し、
「目視検査で6頭には感染疑いはなく、現在、蔓延(まんえん)の危険性はないと判断している」とし、
国が遺伝子検査を実施して安全性が確認されれば、殺処分は必要ないと主張した。

 農水相が「県に危機意識が足りない」と述べたことについては、
国も口蹄疫に対する法整備を進めてこなかったなどとして、
「的はずれな指摘」と反論した。

 農水省は6頭が殺処分されない限り、16日に予定されている発生集中区域での
家畜の移動制限を解除しない方針を示している。


宮崎県は頑張ってますよ。
頑張ってなかったのは、対策本部を速やかに立ちあげなかった鳩山内閣と、
口蹄疫発生の真っ最中に外遊に出かけた前農水大臣赤松さん、
そのときの副大臣山田さん、あんただ!
それに、民主党が大好きなイギリスでは、
潜伏期間を過ぎても発症していない牛は、未感染と判断して、殺処分しなかったし、
国際連合食料農業機関(FAO)の勧告も無視してますけど?

そして、

宮崎県に口蹄疫隠しの疑い...検査拒否し殺処分
7月15日3時3分配信 読売新聞

読売新聞
 宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題で、県の家畜保健衛生所の職員らが先月、
同県新富町の農家で口蹄疫が疑われる症状の牛1頭を発見しながら、
検査や国への通報をしないまま殺処分していたことが14日、わかった。

 県は「口蹄疫ではないと判断した」としているが、
農林水産省が殺処分に関与した獣医師らから事情を聞いたところ、
「明らかに口蹄疫の症状で、検査を求めたが県側に拒否された」と証言。
家畜伝染病予防法は疑似患畜を発見した場合、国への通報を義務づけており、
同省は同法違反の疑いもあるとみて近く、県に事情を聞く方針。

 口蹄疫のような症状が出ていた牛が見つかったのは先月25日。
この時点で同町では同12日を最後に感染が確認されておらず、
県全体でも同19日以降発生がなかったため、
県は7月1日に「非常事態宣言」を一部解除した。
農水省では「解除を遅らせたくないための"感染隠し"と受け止められかねない。
検査すべきだった」としている。

 農水省によるとこの牛が見つかった場所は、
感染が集中した移動制限区域内にある同町内で、約500頭を飼育する畜産農家。
5月24日にワクチン接種を終えていた。

 6月25日には県家畜保健衛生所の家畜防疫員と獣医師ら計約40人が
殺処分を進めていたところ、1頭に口蹄疫のような症状が見つかった。

 この症状を確認した獣医師らはその場で、「口蹄疫の典型的な症状」として、
口内の写真撮影と血液の採取を求めたが、
現場責任者で獣医師の資格を持つ県の家畜防疫員が「必要ない」として、
その日のうちに殺処分と埋却を終えたという。

 読売新聞の取材に対し、県畜産課の児玉州男(くにお)課長は、現場で異議が出たことは認めたが、
「軽微な症状だったので、口蹄疫ではないと判断した。殺処分と埋却の権限は県の防疫員にあり、
対応に問題はない」としている。

 しかし、農水省が現場に居合わせた獣医師ら3人に聞き取り調査を行ったところ、
「牛の舌には水疱(すいほう)ができ、鼻や歯茎などにただれと潰瘍(かいよう)が複数あった」
「典型的な口蹄疫の症状で、獣医師らで家畜防疫員に検査するよう何度も迫ったが、聞き入れられなかった」
などと話したという。

 家畜伝染病予防法は、疑似患畜を発見した場合、獣医師や農家に対し、
速やかに県を通じて国に報告することを義務づけている。

 同省は「軽微な症状でも、まず検査するのが防疫の鉄則。
仮に感染していた場合、人や車を介してウイルスが拡散した危険性もあった」
として県から事情を聞く方針。 最終更新:7月15日3時3分

えーっと、農水省は民主党の味方、宮崎県の敵だとして、
家畜防疫員が民主党の草なのか
証言した獣医師が民主党の手下なのか
どちらにせよ、半月も過ぎてからのこの報道
とっても意図的な物を感じます。

それを受けて


拒否農家に殺処分要請=口蹄疫、移動制限解除を重視-宮崎知事
7月16日0時18分配信 時事通信

 宮崎県の東国原英夫知事は15日、種牛6頭への口蹄(こうてい)疫ワクチン接種を拒否した同県高鍋町の畜産農家を訪れ、
「国の判断による殺処分にご理解を頂けないか」と伝えた。県庁で記者会見し、明らかにした。
これまで県は、この6頭を譲り受けて延命させる例外措置を農林水産省に求めていたが、
家畜の移動制限解除や口蹄疫問題全体の終息を優先し、方針を転換した。
 政府はこれに伴い、地方自治法に基づく是正指示を同日は見送り、
県側の対応を見守る構えだ。
 東国原知事は記者会見で「移動制限解除、全体の安全宣言は私の中で非常に重要」と強調。
種牛を処分しない限り制限解除を認めない姿勢を国が崩していないことから、農家に殺処分への理解を求めたと説明した。
16日午前中をめどに、知事が農家の意思を再確認するという。
 この種牛農家の男性は15日夜、宮崎市内で記者団の取材に「あしたまた話します」と知事の説得への返答を避けたが、
農家の弁護士によると、男性は知事との面談後も「殺したくない」と話していたという。
 


東国原知事のこれまでの言動から考えると、
これは、恫喝でもあったんじゃないかと思ってしまいます。

殺処分を受け入れなかったら、国の救済はないと思え とか
口蹄疫対策にかかった費用は、全額県が負担しろ とか
高速道路も作らないし、災害が起こっても、自己責任だ とか

いくらでも思い浮かぶ~~~~

そして、

種牛殺処分受け入れ 宮崎・口蹄疫 所有農家「県民のため」
7月16日15時14分配信 産経新聞

 宮崎県の口蹄(こうてい)疫問題で、殺処分を求められた民間種牛6頭を所有する高鍋町の農場経営、
薦田(こもだ)長久さん(72)が16日、県庁で東国原英夫知事と面談し、
殺処分要請を受け入れると回答した。県は6頭を17日に殺処分する方針。
国と県が対立、調整が難航していた種牛問題は決着し、県全域で終息に向けた動きが加速しそうだ。

 記者会見した薦田さんは
「県民のために使ってほしいと思っていた種牛が、逆に県民のためにならないということになり決断した。
知事は一生懸命残そうとしてくれて感謝している」と語った。
薦田さんによると、知事は面談で「決断してくれてありがとうございます」
と述べたという。

 山田正彦農林水産相は16日、殺処分受け入れについて
「本当にありがたい。これで胸を張って清浄国だと言える」と評価。
宮崎を訪れ、直接感謝を伝えたいとの意向を示した。
しかし、薦田さんは「私は会いたくない」と話し、
山田農水相に対し「殺処分をごり押し的に県に強要したやり方は許されない」とする抗議文や質問状を公表した。

 一方、政府は16日午前、閣僚らによる対策本部の会合を開催。
被害集中地域での搬出制限は同日解除され、
残る制限区域は4日に感染が見つかった宮崎市の農場から半径20キロ圏内のみとなったが、
菅直人首相は「まだウイルスを含む膨大な排泄(はいせつ)物が残されており、
気を緩めることなく消毒が必要だ」と述べた。

まぁ、山田大臣にしたら、ありがたいでしょうね
(今はHPから消去しましたが)自分の農場で、
外国から子牛を輸入して、流通させたいと言ってましたから。
宮崎県保有の種牛は生き延びさせてしまったけど、
それ以上にいい子牛を作る民間保有の種牛を消せるんですから(怒)

どう考えても、今回の口蹄疫は人災ですよね。
鳩山内閣の初動の遅れ、
民主党の責任押し付け合戦、
孤軍奮闘の宮崎県への冷遇、
事業仕分けによる対策費の不足、

どれもこれも、民主党と民主党内閣の責任だ!

参院選前に宮崎を訪れた小沢さんは
選挙協力以外の話はしなかったと言うし、
赤松元大臣も山田大臣も、大臣として現地を訪問してないし、
宮崎県では、参院選を巡っても
民主党が勝てば、口蹄疫対策をしてくれると希望を抱く派
民主党が勝てば、現対策を支持する表明になると懸念する派

にわかれてしまったと聞きます。

政府の仕事は、国民を守ることじゃないんですか!?
政党に対立するからって、見殺しにするのは、違うんじゃないですか?

自分に与しないからと言って、苦しむ国民を放置する民主党は
独裁国家を作りたいんですか?
そして、その民主党に投票する人は、
自分の居住地で同様のことが起こったときに、
何を根拠に民主党が助けてくれると思うんですか!?

この数日の流れをツイッターでも追っていましたが、
東国原知事と民間種牛を所有していた薦田さんの断腸の思いを
ひしひしと感じました。

自民党なら、
自民党が与党なら、
こんなことにはならなかったんじゃないかと
考えずにはいられません。

各地で起こっている洪水や土砂崩れも、
自民党なら、さっさと災害対策本部を立ち上げて、
地元選出の国会議員が現地の状況を、逐一報告して、
的確で有効な対策が行われているのではないかと思います。
去年のように。

日本の半分を自民党が、半分を民主党が運営するとしたら、
間違いなく、自民党側に住みます。






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最終更新日  2010.07.16 20:40:44
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