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2010.08.29
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カテゴリ:読書感想文


猫とキルトと死体がひとつ 

<あらすじ>
湖畔の家に住むジリアンは、若くして夫に先立たれ、
三匹の個性ゆたかな猫たちと暮らすキルト作家。
ある日出張から帰ると、窓ガラスが割れており、
アビシニアンのシラーがいなくなっていた。
ジリアンはシラーが何者かに連れ去られたのではないかと直感するが、
警察はとりあおうとしない。ジリアンはひとりシラーを取り戻そうと、
なにかと評判の悪い近所の男の家に聞き込みに行くが、
そこで当の本人の死体に出くわしてしまう
-猫を愛するキルト作家ジリアンが殺人事件の調査に奮闘する、
猫いっぱいのコージー・ミステリ。

久しぶりの、読書感想文です(笑)
out putに忙しくて、in putしてないわ。
ほんとに、久しぶりの読書です。

さて、この頃、コージーミステリーの出版が相次いでる気がします。
粗製乱造というか、手当たり次第翻訳・出版してんじゃないか?
ってくらい、次々と新しいシリーズが出てるんだけど、
二冊目・三冊目以降の出版がなかったりもして......

これは、シリーズ一冊目。
コージーミステリーのお約束はすべて踏襲しています。

私的コージーミステリーの定義は

全員が知り合いみたいな狭いコミュニティの中で事件が起き、
町の人の噂話が事件解決のヒントで、
素人がなし崩しに探偵役となって、
暴力的シーンはあんまりなくて、
トリックより、人間関係が重視されているもの

トリックのために、現実にはありえない建物や地形が出てくることはない!

さらに、海外コージーに多いのが

(1)探偵は何かに秀でたアラサー・アラフォーの未婚女性か未亡人で
(2)町に馴染めていないか、町に越してきて日が浅いけれど、
(3)最初の事件をきっかけに、町の一員として認められる。
(4)パートナーはハンサムな警察官(または元警官)で恋愛に発展、
   時に、複数存在して、彼らとの恋愛の駆け引きが主眼になることもある。
(5)噂に精通した女友達(家族のことも)の存在。

中には老人ホームの老人が主役だったり(カムデンシリーズ)
子供が探偵役(「パイは小さな秘密を運ぶ」)だったりするけど、
ま、メインはアラサーアラフォー独女探偵ですね。。

そして、この本はこの定義に、ばっちり当てはまってます。

(1)~(3)主人公は夫を亡くしたキルト作家、猫フリークで
町のコミュニティには参加せずに生活していたけれど、
猫泥棒を見つけるために、町のカフェに顔を出したことをきっかけに、
町の人と知り合いになっていく。
(4)ホームセキュリティ業者の元警官といい雰囲気で、デートする
(5)町の女性警官と親友になって、捜査情報を流してもらったり、
カフェの女性オーナーと友達になって、町の噂や住人の情報を教えてもらう

こういう、すぐ隣で生活していそうな人たちが出てきて、
普通の生活の中で、事件が起きて、解決するのが好きなんだよ~
ミステリーのトリックを成立させるためだけに
特殊な人物、特殊な土地、特殊な建物を出されると、
トリックを味わうより先に
「いるわけねー」ってツッコミ入れちゃうんだよ~

この本は、出てくる人は、みんな個性的で、
ちゃんとその世界で生活してるんだなぁ、と思えるのがイイです。
トリックと言えるようなトリックはなく、
純粋に人の悪意や善意、自然な心理変化で殺人が起きるのも、
現実的で好きです。
盗まれた猫のことを心配しながらも、
夕食は何がいいだの、掃除や洗濯、買い物など、
日常生活を送っていくのも、現実的でイイです。

しかし、この次の話はどうなるんだろう。
主人公の「キルト」「猫フリーク」という特殊能力は
一作目でいかんなく発揮されているし、
二作目は何をメイン?
「猫」も「キルト」も関係なく、
単に「前の事件も解決したでしょ!」
と頼まれる素人探偵になったら嫌だなぁ。

あ~、BLでこういうミステリーを書きたいなぁ......と思う作品。
他のコージーを読んだ後も、そう思うんだけど(笑)
殺される理由と殺す動機がなかなか思いつかない
つか、「それってアレのパクリじゃん」と自己ツッコミで終わる(汗)
それ以前に、ここまで濃い人間関係と個性的な人々を
頭の中で構築できないところが問題か……

さぁて、これをきっかけにin put期に入ったらいいなぁ
密林・楽天ブックスから届いたコージーミステリーたちが
恨めしそうに、積読山から睨んでます。
こいつらも、読めば楽しいんだけどなぁ
私の頭の中で、私のキャラたちがうるさくて
読書に没頭することもできやしない(涙)

とりあえず、私を睨んでいる奴ら


料理教室の探偵たち


休日には向かないクラブ・ケーキ


君を想いて


あつあつ卵の不吉な火曜日






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最終更新日  2010.08.29 07:50:18
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