毎日、暑いです
なので、浴衣を購入しました
といっても、反物なので、これからお仕立てなのですが、
黒地に水草と魚が泳いでいる模様の浴衣です
素材は、手入れが楽な高機能ポリエステル繊維
ミシンで縫ってもらうので、ネットに入れて、洗濯機の手洗いモードで洗えるし、
着物用ハンガーにかけて、干すだけで皺も取れるという優れもの
普通の木綿の浴衣も洗濯機で洗えるけれど、
洗って、できるだけ皺を伸ばして干しても、綺麗にはならず、
糊付けとアイロンかけが面倒なんですよね~
かといって、着るたびにクリーニングに出すのも面倒だし
夏用の長襦袢も高機能ポリエステル製にしましたw
正絹の絽の長襦袢や着物は、いつかあるかもしれない真夏の結婚式用です。
5月5日に立夏を迎えたし、
最高気温30度越えで、
これでまだ夏じゃないって、正気?
と思うくらいの毎日です
もう夏でいいでしょ?
用事がない休日に、着物を着るのが趣味なのですが、
着物のルールとしては
5月は袷(裏地のついた着物)
6月は単(裏地のない着物)
7-8月は薄物(透けて見えるくらい薄い着物)
を着るんだ、と着付け教室でも教わりましたし、教本にも書いてあります
無理!
このルールができたであろう時代のように
夏場の最高気温が25度を超えるのが珍しかった時代なら、
この着物ルールも理解できます
今から三十年、四十年くらい前は、ここまで暑くなくて、
熱帯夜なんて言葉どころか、真夏日も珍しかったとか
けどね、もうGWで25度以上になる日もあるんですよ
半袖Tシャツで充分な気温なんですよ
なのに、どうして裏地付きの着物を着なきゃならないんでしょうか?
京都では、葵祭から単(裏地なし)の着物というルールもあるのですが、
いや、葵祭から薄物OKにして! と言いたい
いや、もう薄物を着るし!
所詮、衣服
自分の体感で着ればいいんです
が、
世の中には自分の知識を披露したい方々がいて、
マイルールと違う着こなしやコーディネートをしていると呼び止められるとか ガクブル
実際に会ったことはないので、口さけ女レベルの都市伝説かとも思うのですが、
そういう人にダメ出しされたという体験談もネットではチラホラ……
そういう人に「五月は袷を着るものなのよ! これだからブツクサ」などと言われた時に、
気温が真夏だから、真夏の恰好してんだよ!!!!
と言えたら、どんなにスカっとするでしょう(遠い目)
私は今まで絡まれたことはないし、絡まれても言い返す自信もないので、
人の着ているものにあれこれ言う人は、性格からしてアレと思っておけば、
精神衛生上、よろしいでしょうね
さて、今日は気温はそこそこ、湿度は高く、
今にも雨が降りそうな不快な一日
私は透けるほどではない薄地の単の流水模様の着物に、
夏用の高機能ポリエステル長襦袢、
白いアジサイ柄の模様の帯でお出かけしてきましたが、
途中で、袷の着物を着ている人とすれ違いました。
素敵な涼しげな柄の白大島紬の着物でしたが、
顔が真っ赤になっていらっしゃって、本当にしんどそうでした
着物ルールに従わないといけない場所にお出かけだったのかもしれませんが、
熱中症で倒れないか、人ごとながら心配になるほどでした
いいんですよ、自分の体感に合わせたら
ルールに縛られて、倒れたら元も子もありません
着物もクールビズ!と日常的に着物を着る人や呉服店から提唱して
テレビなどでもバンバン流して、現代の常識にして欲しいものです
そうしたら、着物ルールや人目を気にして、辛い思いをしながら
着物を着ることも減るでしょうに。