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カテゴリ:大河ドラマ
前回の「国家安康、君臣豊楽」 徳川の言いがかり説で育ってきたけど 豊臣の罠という考え方もできると知った前回 鐘に刻んだ文言に反応するなら戦 反応しないなら笑いもの どっちを取っても徳川には修羅の道 秀忠についても、 家康の嫡男以外に取柄のない影の薄い二代目だったのが 底抜けの明るさと素直さでスクスク育って 戦の恐ろしさに直面しないように丁寧に育てられた設定 何より、「戦は嫌でございます」要員がいないこと 茶々さまは好戦的だし、阿茶も好戦的 江ちゃんと千姫は、心の中では「嫌だ」と思っていても 口に出さない分別はある この一点だけでも、かなり快適よ、今年の大河 そして、松潤や松ケンの老けメイク&老け演技の秀逸なこと 座った時の背中の丸さや立ち座りの不自由さ ちょっと動いただけで「あぁ」「うぅ」と呻き声が出ちゃうのも 膝や脇息に手をついて体を支えないと動けないのも 喋り方も声の出し方も、まるっきりお爺ちゃん 松ケンはやるだろうなと思ってたけど ごめん、松潤がここまでやるとは思ってなかった さて、いよいよ大阪の陣です <家康> 新しい物好きなんだったっけ 筆じゃなくてペンシルで戦図面を描いてる 絵を描くことが好きだった千姫を思いつつ、 「何かあればこの爺がいつでも駆け付ける」 孫との約束も守れそうにないお爺ちゃん 家康の相談役は、今は本多正信ではなく本多正純 だけど、いざと言うときは正信の出番 年寄り同士じゃないと分かり合えないことが、いろいろあるんです 鎧を出した家康に対して 「重さで腰が折れぬよう、気をつけなされ」 こんな軽口を言えるのは、もう正信だけ 「お前も出るのじゃ」 「(えーーーーーーー)」 「わしとてあちこち痛い」 「秀忠さまにお任せしては」 「秀忠は戦を知らぬ」 「我らがついておる」 「知らんでよいと言っておる、人殺しの術など覚えんでよい」 「この戦は徳川が汚名を着る戦となる」 「信長や秀吉と同じ地獄を背負い、あの世へ行く」 「それが最後の役目じゃ」 「それがしもお供しますかの、こっちはもともと汚れ切っておりますから」 「嫌な連れじゃな」 「でしょうな」 本当に、本当に秀忠を綺麗なままにしておくんですね VIVANTでノコルに前科をつけないように育てたように 戦の間、ずっと「南無阿弥陀仏」を書き続けた家康 「アレを使う」 大筒ですか! 「秀頼を狙う」 「戦が長引けば、より多くの者が死ぬ」 「これはわずかな犠牲で終わらせる術だ」 「主君たるもの、身内を守るため、多くの者を死なせてはならぬ」 あーーーーーーー恐怖を与えて、戦意喪失 本丸を狙って、女たちが天守に逃げたところで天守を狙う 秀忠が泣いて縋っても 「これが戦じゃ、この世で最も愚かで醜い、人の所業じゃ」 昔、信康には答えられなかったことが、今なら答えられる <秀忠> ほんとこの人は楽観的だなぁ 戦力は豊臣に勝ってるけど、茶々さまがどんな手を使ってくるか 戦の怖さ、汚さ、容赦なさをよくわかっていない そこがいいんだけどね 江ちゃんにも、戦になれば家康は鬼になるとわかってるから 「あなたが総大将になりなされ」と焚きつける けどなーーーーー秀忠が総大将になったら、勝てる戦も負ける気がする 大阪城の周りに誰を配するか一生懸命説明したのに 「指図はこのわしが出す、お前はそれに従え」 出鼻を挫かれた秀忠だけど 「この戦の責めはすべてわしが負う」 そうそう、秀忠は戦に関わっちゃダメなの ほら、大筒で大阪城本丸を撃ったら 「止めてくだされ……止めろ―――――」 ね、秀忠が総大将だと、勝てる戦も負けるんだよ <豊臣> 鐘に刻んだ文言に罠を仕掛けて、徳川の出方を待つ豊臣 大野修理と碁を打ちながら、徳川との戦予想 わかりつつもわからない顔で聞いてるんだよね、千姫は 難しい話はわからなくても、徳川と豊臣が戦になることはわかる 古参の豊臣恩顧の大名は片桐且元だけになった豊臣 鐘の文言について、平身低頭しに来たけど 徳川から出された三つの案が厳しい ・秀頼の国替え ・他の大名同様、江戸へ参勤 ・茶々さまを人質に差し出す どれも受け入れられないから、徳川の謀略と主張する大野修理 戦上等・大野修理 戦回避・片桐且元 邪魔だから片桐を暗殺するのか、怖いなぁ それを知ってる千姫が密告して、片桐出奔 これでもう徳川との話し合いは不能 豊臣恩顧の武士たちも集まって、着々と戦支度 大谷刑部の息子や黒田の家中、そして真田信繁そのた大勢 美しく恐ろしい茶々さまの演説で一つにまとまり 美丈夫・秀頼の元で決起する 「皆を鼓舞するよう」と言われても、千姫のキャラじゃないし 徳川の姫だし、でも秀頼の妻だし、茶々さま怖いし 「豊臣のために励んでおくれ」 言いたくなかっただろうに、言わずに済ませられない空気 秀頼が心配そうに見たけど、秀頼にもどうしようもない だって茶々さまが真の総大将だから 茶々さまが「やれ」と言ったら、みんなイエスしか言えない 真田丸な~~~ その威力はよく知ってるよ 見る方向が変わると、ほんと厄介真田丸 だから、大筒を打ち込まれて、本丸と天守が壊された もし茶々さまと千姫も本丸に上がっていたら、死んでたかも 茶々さまが千姫を崩れる天井から守ったのは、優しさ? 茶々さまが弱ったら、豊臣が死にもの狂いで戦うか、戦意喪失するか この豊臣家はどっちかな~ 今までは茶々さまが怖がって、ヒステリックに泣き叫んで和睦イメージだけど 今までと違う設定で来てるからな~ 来週が楽しみ 秀頼 冷たい目をしてるなぁ 作間くん、こんな子じゃないんだけど、演技って凄い 白の長着と赤の上着の派手さでも覆せない暗い顔 「徳川から天下を取り戻さなければならぬ、それが正しきこと」 そう言われて育てられてきたから、それに背くことは間違い 家康や秀忠が千姫に手出しできない=人質 千姫は安全=千姫の命を盾にする 本当に戦をしたいのか尋ねられても、 あの茶々さまが背後にいるんだもの 「豊臣秀頼なのじゃ」 これが答 天下を豊臣のものにするために育てられた人 千姫と二人きりの時は、心優しい青年っぽいのになぁ <織田信雄> 信雄!!!!! 生きてたのか、あんた!!!!! もう誰も昔の戦を覚えていないからって 適当な手柄話をしてーーーーー ほんと、調子いいんだから、信雄 廊下で泣いてる千姫にはこっそり 「戦は避けましょう」 「あなたのお爺さまには世話になった」 「私の最も得意とする兵法は、わ・ぼ・く」 「わしと片桐で何とかします」 いや、信雄だもん、信用できないよ <渡辺守綱> あんたも生きてたの! 若い者の指南役として引き立てられて偉そうな口を聞いたら 「若い頃、わしの頭を思い切りぶっ叩いた」と暴露され 「それでも殿はお許しくださった」 「一度たりとも許した覚えはない」 「ぶっ叩いてくだせぇ」 で、正信にぶっ叩かれたwww 偉そうに若い兵を指南したのに、若い兵の前でみっともない姿を見せる この単純さ、体面をかなぐり捨てる潔さ、これが守綱の長所 「そなたのような兵がわしの宝であった」 「そのすべてを若い兵に伝えてやれ」 正信といい、守綱といい、 家康を殺そうとした武将が生き残って 最後まで家康と共にあるのって因縁というか、不思議だね
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最終更新日
2023.12.05 00:35:49
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