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カテゴリ:日々徒然
昨日滋賀県知事選挙がありました。 結果はご存知でしょうが、新人の嘉田由紀子氏が、現職の自民・公明・民主相乗り推薦の国松氏(氏もつけたくないくらいだ!)を3万票近い得票差をつけて破りました。 この結果には正直私も驚きました。なんだかんだ言っても保守党支持層の厚い滋賀県では社民党推薦の新人が勝てるとは思わなかったので。 でも、この結果は嘉田さんが良いからという訳ではなく、実のところ国松さんへの不信感がこういう結果になって現れたのだと思います。 選挙の争点は新幹線の新駅建設の是非でした。 新しく駅を増やしたら、必然的に遅くなりますよね。新幹線の全体にかかる時間が長くなるか、それをしないためにスピードアップして安全のリスクが高くなるってことです。 その上、新駅予定地の栗東ってどこにあるかご存知ですか? 在来線の栗東駅に新快速が止まったとしても、そこから新幹線の駅まで車で10分以上かかるのです。 もっと腹が立つのが県民に納得のいく説明がされないまま着工してることなんですね。議会に通れば何をしてもいいとでも思っている国松元知事の不遜さに対する、これが県民の答えといっていいでしょう。 この工事に係る県民の負債額、一人あたり1.41万円。これが栗東市民になると、62.19万円!1世帯あたりなんと178.8万円の負担になるとか。こんなに払っていったい人生のうち何回新幹線栗東駅を使うというんでしょう。アホ計画にも程がある! 嘉田さんは第一の敵国松を破って勝利しましたが、次は県議会という難敵を相手に戦うこととなります。「今、計画を中止すると140億円の損失になるねんけどどうするつもりやねん。」というようなことを敵は言ってくるでしょう。嘉田さんがこれからどう立ち向かっていくのか、見守っていきたいです。 青島都知事の二の舞にならないことを祈って。。。
5人目の女性知事。琵琶湖博物館の学芸員で京都精華大学の教授。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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