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テーマ:最近観た映画。(40010)
カテゴリ:今日見た映画
バベルの感想はこちらです→■ この映画、いろいろと問題があったみたいね。 映像点滅問題。東京のクラブでのダンスシーンで激しい光の点滅が続くシーンがあって、日本で何人か気分が悪くなったらしい。ポケモンショックは記憶に新しい所だけど、私もちょっと怖かったのでそのあたりは目をそらしたり瞑ったりしていた。けれど、そのシーンの前にチエコがブランコに乗るシーンがあって、私は既にそこで「オエ~」っとなっていたので気分が悪くなった何割かはブランコ酔いなんじゃないかと疑ってしまったりする。 そして、もっとわけのわからないのが、一部の聾者(とそれに同調する聴者)による批判や抗議運動。 この映画では、一部で日本の聾(ろう)者が採り上げられている(演じているのは聴者の俳優である)が、手話で行われる会話以外の音声日本語による会話部分に現時点で日本語字幕が付いていない為、日本の聴覚障害者はこの映画の中で日本の聾者を採り上げた部分に限って楽しむことが出来ない。本作の日本手話監修を担当した「きいろぐみ」を中心に、これを問題視する意見が大きくなり、日本語字幕を追加するよう要望する動きが広がった(なお、4月末に日本で公開されたバベルでは日本語部分にも日本語字幕がついている)。 また聴者が映像作品で聾者を採り上げることに特に敏感な一部の聾者と、それに同調する一部の聴者からは、本作そのものを「聾者に関する誤ったイメージを流布させる」として批判する意見も提出されている。これに関連し、手話を研究する社会学者の亀井伸孝は、聾者役を演じた菊地凛子が「使えるものはどんどん使おうと思った」と発言したことを問題視し、自らのウェブサイトにおいて「失礼で恥ずかしいこと」であると批判している。なお、亀井は「手話は文字通り出世のために『使われた』」ととらえて菊池を批判しているが実際には菊池の言う「使えるもの」は「映画の中で全裸になること」を指し、この抗議は誤解に基づくものである可能性も大きい。 菊地凛子のアカデミー賞ノミネートに関連し、聴覚障害者団体「デフユニオン」が受賞させないよう抗議活動を行った。
その菊地凛子のアカデミー賞受賞反対運動のサイトからの引用↓。 希望通り、菊地凛子さんが、無事に米国アカデミー賞の 亀井伸孝という人のページからはすでにバベルに関する記述は消えている模様。 これって例えば、本職のお医者さんが、医療ドラマを見たら、いろいろ嘘が見えて恥ずかしいとか、外国映画で中国系の人が日本人の役やってたら、ちょっと不自然に見えることがある。そういう感じ? 全ての聾者、難聴者の総意だというならともかく、こんな一部の敏感なお方たちによる抗議活動が、アカデミー賞受賞の是非にもしもかかわっていたとしたら、反対にそいつらに抗議したいわ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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