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カテゴリ:ドラマ系の感想
『不肖の孫』
内容 朝一番から逸馬(福士誠治)をたたき起こすいね(松金よね子) 家訓、家訓と言い過ぎるだけでなく、親友・信三郎(斎藤工)のことまで。。。 ついにキレる逸馬。 物思いにふけっていると、いねを頼って孫・長谷川久尚(中村蒼)がやって来る。 傷だらけの久尚にショックを受け、心配するいねであったが、 腹が減ったということで食事を出してやると、そのまま久尚は寝入ってしまう。 そんな、藤堂家に、のぶ(浅田美代子)なつめ(佐藤江梨子)がやってきて、 慌てるいねであったが、、、そこに、静江(黒川芽以)まで。。。。。 同じ頃、無役の御家人・安達作右衛門が殺されて発見されていた! まさか事件に関係があるのでは???心配する一同。 逸馬、信三郎に黙って、久尚をかくまっていると。。。。 やがて、女たちから追及され、ついに久尚は話をする。 実は美人局に遭ってしまい、 弥助(山口粧太)おせん(池永亜美)に脅されたのだという。 結局、父の持ち物を売り金を工面、それでも脅され、バカにされ。。。。 逃げ帰ってきたへっぽこ侍 気がつくと、藤堂家にいたと言う事だった。 話を聞き、怒るのぶとなつめ。。。そして、静江。 甘えすぎている!と指摘する。 育て方が悪かったといういねは、久尚に戦うよう促し、覚悟を決める久尚。 そんななか、安達作右衛門殺しの捜査をしていた逸馬たち奉行所は、 安達が美人局の被害に遭っていたことを知る。 敬称略 不肖ならぬ、、、負傷した孫が、いねの前に現れた!! ときを同じくして、殺人事件まで発生していたため、 まさか、、、と疑ういね。。。 そんななか、女たちから追及され、ようやく真相を話しはしたのだが、 そのへっぽこ侍ぶりに、怒る女たち!! って感じである。 今回、キャラのバランスが良く、面白いですね。 事件発生で、真相に迫っている逸馬 そのウラで発生していた、いねの孫の事件! そして、女たちの様子。 まさに、コメディ的な時代劇である、この番組の要素と 事件に絡ませながら、1人の人間の『オトコマエぶり』を 見事に融合させたお話である。 メリハリが利いているのが、また良いですね。 久尚“一人前の男になるんだ!” そのへっぽこぶりと、逸馬の格好良さの対比も見事だったと思います。 が、、この物語。 本当は、もう1歩裏がある作品なのだろう。 そう。 途中で、奉行所で、一悶着を起こす逸馬。 ここに、すべてが込められていると言って良い。 そう! 本当は、町人上がりの藤堂逸馬なのである。 そして表現される、逸馬の奮闘ぶり! それに対して、 元々、侍の家柄にあるにもかかわらず、へっぽこ侍。 この部分にこそ、このドラマの対比の極地があるのでしょうね。 今までのシリーズを見ていれば、 この対比があるために、かなりオモシロ味のある物語に仕上がっています。 ただし、問題なのは、 今シリーズになり、他のキャラたちから、 “町人上がり”というののしりを、逸馬が受けなくなっていること。 そのため、唐突さが否めないという事実なのである。 こういうの、もったいないですよね。 できれば、女たちから奮起を卯ながられる久尚のシーンで のぶ、、、あたりから、逸馬の凄さを口に出させるべきだったでしょう と、、補足の少なさによる、オモシロ味の感じにくさはあるのですが、 全体としては、“オトコマエ!”らしい感じの面白い物語だったと思います。 “2”のなかでは、いちばん“1”の雰囲気を漂わせている感じですね。 逸馬“どんなに遅くに帰っても待ってくれる人がいるって言うのはありがたい。 家訓を我慢すれば、こんな極楽はないと思っていたんですけどね いてくれよ、いねさん。俺が嫁さんもらっても、ずっと。 良いオチですね。 これまでの感想 第11回 第10回 第9回 第8回 第7回 第6回 第5回 第4回 第3回 第2回 第1回 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.28 20:57:20
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