|
カテゴリ:美味しい店見つけた!
※店名の 『 撰 』 は、お店的には≪食へんに巽≫が正式です。 およそ200年の歴史ある武家屋敷の黒塀と、春には武家屋敷通りや桧木内川堤の桜並木が美しい 『 みちのくの小京都 』 ・ 角館。秋田らしく稲庭うどんやきりたんぽ鍋などの郷土料理を振る舞うお店もたくさんある中で、地元の人も通いつめる名店が、内町武家屋敷通りの入口近くに店を構える 『 酒撰 日辻屋(ひつじや) 』 です。
江戸時代に芦名氏による大規模な、今でいう都市計画に基づいた武家屋敷集落が形づくられました。 店名に 『 酒撰 』 とある通り、建前は居酒屋ですが、昼はランチに喫茶メニューもあり、夜も酒肴以外の定食やお手軽な郷土料理のセットメニューが多数揃っているので、お酒が呑めない人や、ちょっと散策の疲れ休め、帰る前に軽く夕食だけ…という観光客のニーズにも柔軟に対応しています。
日辻屋の外観とメニュー表です。定食類が充実しているので、一見さんでも安心です。 せっかく観光で訪ねたならば秋田らしい料理を頂きたいもの。それならば稲庭うどん ・ きりたんぽ鍋 ・ じゅんさい鍋がこのお店の ” 郷土料理三冠王 ” といえるでしょう。お店の人も心得ていて、町外者が来たとみるとまず 「 呑みですか、食事ですか 」 と訊いてきて、好みに合った料理を薦めてくれます。
きりたんぽ鍋は、ぐつぐつ煮立った状態で運ばれてきます。あまりの迫力にカメラのレンズも曇ってしまいました。続きはお店でご覧下さい?! 下画像のじゅんさい鍋もこの地方ならではの珍味です。 鍋物には 『 いぶりがっこ ( たくあんの燻製 )』 や木の芽の味噌あえなどが付き、秋田の味を一つのお盆で楽しむことができます。運ばれてきたときに 「 ご飯は要りますか?」 とお店の人が尋ねると思うので、間違いなく 「 はい!」 と応えましょう。無料です。 食べている間に地元の人々がドヤドヤと入店して、座敷席で秋田弁まる出しトークを繰り広げるのに耳を傾けるのも楽しいです。四季折々に違った表情を見せる角館の武家屋敷巡りの食の拠点として、気軽に利用してみてください。
≪お店データ≫ 酒撰 日辻屋(ひつじや) 電話:0187-52-1228 営業時間:11時~14時 17時~22時 定休日:日曜日
冬の寒さは厳しく雪も厚く積もる土地柄ですが、桜の時期の華やかさを想いながらの武家屋敷巡りもまた乙なものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.02.16 08:30:17
コメント(0) | コメントを書く
[美味しい店見つけた!] カテゴリの最新記事
|