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2004/06/01
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カテゴリ:カテゴリ未分類
あんまり、無理に薦められると読みたくなくなるのが私の信条なので、結構長い間スルーしている気がする作品だという気がする。
で、古本屋で2~4という微妙な巻を見つけてしまい、1巻だけ新書で購入。

結局その4まで読んで、一つずつ感想を書くべきなのかを考えてみいたのだけど、これは4冊で一つの物語なんだなあと実感したのでまとめて書く方を選ぶ。
一冊ずつ書くなら短編一つずつ感想を書くべきだと思えたから。
(まあ、読む方に集中しすぎて、書くのを放置したわけだけど・・・。)

なんちゅうか、ボーイミーツガール物、UFOマニアの主人公と、夏の終わりに出会った少女イリヤとの物語。電撃hpに連載されていた内容を修正して文庫本化しているわけなので、タイトルに前編、後編という物が多いのです。だから、一話一話でも十分楽しめる内容だとも言えなくはないですが、4冊まとめて購入するのがお薦めでしょう。

周りのキャラクタが強烈なのでラストが予想できそうな表現もあるにはあるのだけど、バカ話的な内容が多く気軽に楽しめる内容でした。
佳境に入る後半は、平穏だったり、幸せな日常から、一気に突き落とされる、鬱な語に切り替るので、読むのが辛くなったりと、読むペースが落ちたりもしたが、涙無しでは読めない内容だったといえます。
なんて言うか、薄命ヒロインが出てくる、切ないラブストーリーが好きな人にはちょうど良い内容ではないでしょうか。

最後まで読んでみた感想は、もうちょっと主人公なんだからしっかりしろよって感じたわけですが、普通の中学生なら、これくらいが限界なんだろうなぁと思えたわけです。

心理ホラー的な部分が何カ所かあるわけだけど、最初の頃は、UFOマニアの主人公が自分の妄想だけで恐慌をきたしただけのような内容だったわけで閉口してしまいそうだったのだけど、後半になってくるとその心理描写の恐怖感がリアルに伝わってくる様になって来た点、表現力のすばらしさを感じてしまいました。
確かに、カッターナイフで首の中に入った異物を取除くなんて普通に考えても痛いですけどね。




イリヤの空、UFOの夏(その1)
著者:秋山瑞人
出版社:メディアワークス
サイズ:文庫 / 304p
発行年月:
本体価格:550円 (税込:578円)






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最終更新日  2004/06/06 07:18:20 PM


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