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2004/06/05
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カテゴリ:カテゴリ未分類
桜庭一樹さんのゴシック以外の作品を読みたくて購入。
あと、「赤×ピンク」も購入。
桜庭一樹さんは、ノベライズの作品が多いのですが個人的にノベライズ作品は興味がないのでほとんどスルーするのが基本なのです。

でこの作品はガールズガードと呼ばれる、ガールズオンリーの何でも屋を営む、天花寺マリと、雪野のラブ&ガールズアクションらしいです。

あとがきを読むと分かるのですが冒頭の事件は作者が実際に起こした物らしいとか、実際に空手をやってられる方なので、アクションにかんする描写はなかなかなです。

ただ、主人公が猪突猛進なのはともかく、雪野が頭脳担当の割に何の役にも立っていない点はどうなのかという所でしょうか?
結局事件を解決するいきさつを作ったのは他の登場人物なわけだから、雪野の役割があくまでも友達で終わってしまっている所が何とも言えないですね。

ガールズガードの存在自身は、最近のストーカーがらみのトラブルをテーマとしていて、殺人や傷害事件にならない限り警察は動いてくれないという、世間一般を批判した内容なわけで、もうちょっとこっちのテーマを強く持ってもよかったのではと思うのですが、ガツンと一発やるだけで実際になくなるのかどうかと言われるとちょっと疑問ですね。
まあ、実際には暴力だけでは何の解決にもならないという事も書かれていますけどね・・・。

そう言う意味では、この作品は天花寺マリと、楼崎一郎の物語なのでしょうねぇ。




君の歌は僕の歌
著者:桜庭一樹
出版社:エンターブレイン
サイズ:文庫 / 253p
発行年月:2002年 02月
本体価格:640円 (税込:672円)







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最終更新日  2004/06/06 07:40:35 PM


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