「鋼鉄の白兎騎士団Ｉ」　舞阪洸

2006/03/04

カテゴリ：ライトな本

試験って、「ドキッ下着だらけの剣舞大会！ポロリもあるよ」じゃなかったのかよ！？

うら若き清純な乙女だけで構成されるという「鋼鉄の白兎騎士団」に入団するために、少女ガブリエラが入団試験に挑むシリーズ第一巻です。

まあ、その試験というのが、裸同然の格好で剣や槍を使った演武を見せるという、一体どこのエロオヤジが考えたのかと著者の思考を疑いたくなるもの・・・、

と思いきや、なぜか試験の種目が駆けっこに宝探しだった。

おいおい、試験って、「ドキッ下着だらけの剣舞大会！ポロリもあるよ」じゃなかったのかよ！？

まあ、それじゃどこのエロゲーか分からんようになってしまうし、正直な話、まじめに知力、体力、時の運を測ったほうがいいんじゃないかな、ウン・・・。orz

そんなかけっこや、宝探しと言った種目を剣技だけでなく、奇抜な発想を思いつく頭脳で機転を利かせて乗り越えてゆくと言う痛快なファンタジーになっております。

しかも何ていうか、とにかく女性キャラしか出てきません。
登場する男性キャラが、主人公の父親くらいと、本当に出てきません。

ここは、天国か？と思われそうですが、実際にはアマゾネス集団な訳ですから、あんまりパラダイスって気もしないですけどねぇ。

そういえばこの方の別の作品も、女性キャラだらけですなぁ・・・。(未読ですが)

とにかくメインは、主人公を含む６人ＶＳ９０人の集団戦というラストでしょう。

なんていうか、三国無双とか、戦国無双って感じもしないでもないですが、いかにしてその劣勢を振り切るかが実に魅力的です。

９０人も雑魚って言うのもなんか不憫な話ですけどねぇ・・・。